シカマル×いの長編置き場

□友達
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父「いの、入学手続きが終わったぞ。明日、アカデミー入学だ!」

ぃ「本当!?いよいよなのねー…」

父「ああ、立派な忍になる第一歩だな!頑張れよ、いの!」

ぃ「ええ!」


あの雨の日から数日たったこの日、
私は正式にアカデミー入学が決まった。

入学の時期は大分ずれているが、アカデミー側は快く入学を受けていれてくれたようだった。


ヨ「おめでとう、いのちゃん!私も応援してるわよ、頑張ってね!」


そう言ってくれたのは、ご近所に住むヨシノさん。
とても明るいし優しいくて、よくお店に来てくれている。


ぃ「ありがとうございます。
アカデミーに行っても、ここの手伝いは続けていきますから、またどうぞいらして下さいねー。
…と、出来ました!
バースデーカードは、私から息子さんへのプレゼントです」


ヨシノさんに、綺麗にラッピングが施された花達を手渡す。


ふふ、今日は息子さんの誕生日らしいから頑張っちゃったわ。



今、私はもうすっかり元気を取り戻していた。

自分が変わるきっかけを作ってくれたシカマルとは会えずじまいでいる。

一言お礼を言いたいとは思っているのだけれど…

でも、アカデミーに入ったら会えるかもしれないわ。


ヨ「すごく綺麗な花束ね!どうもありがとう。
そういえば、私の息子もアカデミーにいるから、よろしく頼むわよ!」

ぃ「へぇ、そうなんですか?分かりましたー!」


初耳だわ。その子とも知り合えたらいいわねー…



ヨシノさんは、花束を大事そうに抱えながら店を出て行った。


ぃ「ご来店ありがとうございましたー」


その後ろ姿を、きちんとお辞儀をしながら見送る。

私もなかなか板についてきたみたい。



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