Novel
□雨の日の過ごし方(勝努)
1ﾍﾟｰｼﾞ/5ﾍﾟｰｼﾞ
※人間Ver*
-いくら背が伸びたってこの髪の毛は変わんねーな
勝利は、自分の足の間で大人しく寝ている努力の髪に顔を埋めた
今日は、勝利の嫌いな学校がない休日
休日だからといって晴れてる訳ではなく、朝から激しい雨で一歩も外に出れないのだ
こんな日なのに、友情は朝から例の友達をつくりをしに出ていってしまった
「よくこんな雨の中、外に出かけようと思うよな。」
勝利は、顔をあげないまま不満そうに眉間に皺を寄せていた
「だいたい、動く気にもなれねー。」
勝利がそう呟くと、努力が少し動き出した
「……ん?」
「おっ?努力起きたか?」
→