長編劇場

□Twilight 眼鏡×御堂
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面白い程にすぐに纏まった商談に、内心笑みを浮かべて帰路についている。

「佐伯の奴は何て言うだろうな・・・」

色々な事を想像しながら、足を速めていく。

夕方の街に、私は佐伯の元へと急いでいた。

You do not have the crime
(貴方に罪はありません)

地下トンネルを潜れば、時間を短縮できると思いその道を選ぶ。

You do not have the punishment, too
(貴方に罰もありません)

薄暗いトンネルに気味が悪くなったが、その時は早く帰りたかった。

However, the fate chose you
(それなのに、運命は貴方を選んだ)

「御堂孝典さん、ですね?」

いつの間にか目の前に、黒ずくめの男が立っている。

You obey fate・・・
(貴方は運命に従い・・・)

「誰だ、貴様は?」

警戒心を持って尋ねると、男は嫌らしい笑顔で名前を名乗る。

I went for a bet to disturb fate
(運命を壊す賭けにでた)

「私はMr.R」

It begins
(それが始まり)

黄昏れの終わりを告げる闇が、トンネルの中に手を伸ばした。

「私と賭けをしましょう?」
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