オペラ劇場

□RESISTANCE
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脳みそは基本ハッピーを好みますが

白夜は鬼畜眼鏡のBadEndも大好きです。

でも、こんな二人は悲しすぎる。

淡い恋心すら闇に捕われる克哉。

希望がないなら大人しく闇に捕まるよ、と言うEnd。

御堂さんがちょっと酷いかも。

でも手元に克哉を置きたいと思ったんだ、みたいな感じでお願いします。

メガミドの嗜虐な感じを出したかったのですが、克哉が可哀相過ぎた・・・。





「ただいま」

「お帰りなさい」

御堂は自分を迎える克哉に、瞳を細めベッドに腰掛けた。

そしてベッドの背もたれに裸で座る克哉の頬に触れると、克哉は寂しそうに御堂の熱を受け入れる。

「・・・もう身体は平気か?」

「はい・・・」

優しい言葉を掛ける彼と、オレは恋人じゃない。

「お腹が空いているだろう。君が好きな物を買ってきた」

「・・・ありがとうございます、御堂さん」

どうか優しくしないで下さい。

貴方の優しさが、心を掻き乱す。

おかしな関係。けれど、もっと優しくして欲しいと思ってしまう。

(誰か助けて下さい。オレは・・・、この人が好きなんだ)

克哉がジッと御堂を見詰めると、それに気が付いた彼は口元を歪める。

「飯より先に、私が欲しいのか?この淫乱」

「・・・。えぇ、欲しいです」

貴方の心が。

それが叶わないのなら、せめてと願う。

それは貴方に抱かれ続ける事を。

だから抱かれている間だけは、貴方に愛されていると錯覚させて下さい。

簡単に重なる身体を、簡単に重ならない心で、哀しく彼を感じた。





さよなら。貴方に抱いた恋心。

もうオレは、純粋な気持ちで貴方を愛せない。

だから偽物の愛でもいい、穢れたオレを愛して下さい。





でも白夜はシリアスが大好物(笑)
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