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□「まぎわらしいよ!」
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シンクはライフィスと共にリグレットの執務室で書類の整理をしていた


するといきなり、彼女が急いで入って来た



「ライフィス、ついにデきたぞ////」

「ほっ、本当か!?」

(何がデきたのかな?)



シンクはライフィスと共に書類を片付けていると、突然リグレットが赤面しながら部屋に入ってきた。

そしてライフィスはリグレットの報告を聞くなり、嬉しそうに立ち上がる。



その二人を話が見えないシンクは書類を片付けながら、内心で首を傾げた。



「よく頑張ったな♪
今、どのくらいだ?」

「二週間経って、頭ができたくらいだ

今まで何回やってもできなかったが、今回は成功だ///」



リグレットは嬉しそうに微笑むとライフィスもつられて笑みを浮かべる。

しかし、シンクはその会話にある疑問が浮かべ、ペンは止まり、内心はかなり焦っていた。



(二週間で顔ができた・・・リグレットが僕がいるにも関わらず笑ってる
しかも顔を赤くして・・・)



シンクが推測を建てている間、二人はさらに会話を進める。



「恥ずかしくてな
隠しながら来たんだ///」
「別に隠さなくてもいいだろ?
みんな、お前のことなんて知ってるつーの
普通に来いよ」

(隠す?・・・えっ)



シンクは二人の会話に顔をあげる。

そしてリグレットのお腹を見て、固まった。

黒い服だからわかりにくいが微かに膨らんでいた。



(二週間・・顔・二人の反応・・・何回もしてる・・・そして、あのお腹)



シンクの脳内で次々とピースがはまる。

そして二人の会話を邪魔するかのように、叫んだ。


「ライフィス、頼みが「リグレット、早く医者に行くべきだよ!
ライフィスも今日は僕が仕事やるから付き添ってあげなよ!」

「「??」」



二人はシンクの言葉に首を傾げた。

しかしシンクはお構い無しに続ける。



「赤ちゃんいるんでしょ!?

体調悪いなら、早く休むべきだよ!」



シンクは二人を引っ張りながら部屋から出ようとするが、リグレットが疑問の声をあげる。



「赤ちゃんって、なんの話だ?
私はまだ子供を持った記憶はないぞ?」

「・・・えっ?
だってそのお腹・・・」

「何勘違いしてんだ?
コレ、ぬいぐるみだぞ?」
「・・・」



ライフィスがリグレットを促し、服の内側に隠したぬいぐるみを取り出す。


それはライガのぬいぐるみで、胴体や四肢にはまだ綿を詰めてないらしく、頭部だけ膨らんでいた。

シンクはそれを見た瞬間、
自分が盛大な失態をしたことに気付き、壊れた。



「アハッ♪
アハハ・・僕だけ・ハハッ・・空回りして・・エヘヘ・・・うん、
僕のせいじゃない!僕のせいじゃない!
この天然バカップルが悪いんだ!」

「なっ・・・!?///」

「シンク・・・!!///」


シンクは誰かのセリフをパチリ、捨てセリフに使いながら部屋から出て行った。


「なんなんだよ、シンクの奴は?」

「全くだ・・・
じゃあ、ライフィスちょっと見てくれ///」



シンクの行動が自分達のせいだと気づかないバカップルは早速作業にかかる

しかし、作業してるが二人の周りには甘い障気が漂っていた





そしてシンクはというと・・・



「もう嫌だ
あのバカップルといると巻き込まれるよ・・・」

「シンク、大丈夫?」

「アリエッタ・・・

もう君だけいればどうでもいい・・・」

「恥ずかしいよ///」





バカップルの障気に汚染されたのか普段言わないような台詞をアリエッタにいい、思う存分に甘えていた・・・・・




終わり
シンクを壊してみました
そして短くてすいません
 

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