Main
□プロローグ〜決意〜
2ページ/5ページ
『だが、
お前にとってこれは結局悪いことなのかもしれないな・・・』
ローレライは目を伏せた。その表情にルークは戸惑った。
「どういうことだローレライ!
俺は生き返ることができるんだろ?
だったらその可能性に賭けたいんだ!
諦めたくないんだ!
教えてくれ!」
ルークは頼むように頭を下げた。
ローレライはしばらく黙っていたがため息をつき、答えた。
『分かった・・・だがしっかり考えて答えてくれ
まず私自身はオールドラントの記憶粒子であり、巨大な第七音素だ
それを使い、お前の身体を再構成する』
「そんなことしたらお前はっ!」
『人の話を最後まで聞け!
再構成した身体を今度は今の時間を止め、過去に送る
その時、私は'鍵'となりお前と共にいるだろう』
鍵とはローレライの鍵だろう・・・
「成る程・・・だがそんなことできるのか?
向こうにはローレライがいるんじゃ・・・」
『そこは大丈夫だ
問題はない
向こうに行ってもあるのは私の本体でだけだからな
精神は鍵に宿っている
それとまだ問題がある』
「えっ?」
ルークは首を傾げた。
.