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□☆秘密の保健室
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「なんかどっかで見た光景だね。デジャ・ヴュ?」

「あ…碓氷」

彼の前には可愛い彼女と目障りなその幼なじみ。何故か二人ともびしょ濡れだった…この寒空に。

「いや、昇降口が泥だらけだったんで掃除してたら深谷が手伝ってくれたんだが…何故かまたこんな事に」

「…ご、ごめん、みさきちゃん…」
深谷は申し訳なさそうにあやまる。

「いい加減、水遊びするには命懸けな時期だと思うけど。早く着替えたら?かいちょ?」

「あ、ああ、そうする。深谷!お前着替えは?」

「う、うん、ジャージがあるから大丈夫…」

「なら早く着替えてもう帰れ!風邪引くぞ。私は、…とりあえず保健室に行ってなんとかしよう」
頭をかきながら呟く彼女に、碓氷はため息をつきながら言う。

「お供しますよ、会長」

「今日はカーディガン着てるから大丈夫だぞ!碓氷!」
何故か自慢気に胸を張って言う彼女。

「…それだけ寒いって事でしょ?風邪ならともかく凍死しちゃうよ?ほら、早く!」

「わ、わかったから碓氷!引っ張るな!」
碓氷は美咲の腕を掴むと引きずるように保健室に向かう。



後にはずぶ濡れの深谷がひとり残された。



*****



「う、碓氷!そんなに引っ張らなくてもちゃんと行くから!はーなーせーっ!」

「早くしないと凍死しちゃうよ、美咲ちゃんv」

なぜだかニコニコしている碓氷を美咲は訝しむ。

「なんだかお前、楽しそうだな?」

「そう?それはきっとねー…、美咲ちゃん、ちょっと、誰も来ないか見ててね…」

保健室の前に着くと碓氷は美咲の腕を離し、そう言って扉に向かう。

「誰もって、こんな時間にここを通る生徒なんて、いつも私くらいしか…」

左右を見渡すが誰もいない。

「…そいつは好都合」

カシャカシャッ、ピーン…とわずかな金属音。

「なんの音だ?」

「なんで俺が嬉しそうかというとね」

保健室のドアを開けて再び美咲を引っ張り扉の中へ押し込む。

「お、おい」

「どうやって美咲ちゃんを保健室に連れ込もうかなーと考えてたら、美咲ちゃんが自分から理由を作ってくれたから。これぞ『飛んで火に入る…』」

ガチャリ、と内鍵を下ろす音。

「『…冬の虫』?あ、美咲ちゃんは蝶々だよねv」

「へっ?」



碓氷は美咲を抱き抱えるようにしてベッドへ押しやり、ベッドの周囲を囲むカーテンを閉めた。

「保健の先生出張中で今日鍵がかかってたから、午後からずっとベッドで寝てたんだー」

「…って鍵かかってるのにお前、どうやって…」

「俺を誰だと思ってるの?美咲ちゃんv」

にこやかに笑うと美咲をベッドへ押し倒す。

「さぁ!早く暖めてあげないと美咲ちゃんが死んじゃうv」

そう言いながら美咲の濡れた服を脱がし始めた。

「わっ!ちょ、碓氷!ベッド濡れるし!離せ!!」

「後でちゃんとシーツ替えとくよ」

「ちょっ、ちょっと待て!お前ここをどこだと…」

「ベッドの上v」

「じゃなくて!」

「美咲ちゃんの上?」

「ちがーう!」

「ああ、保健室だね」

「だから!」

「今日はちょっと声我慢してね、美咲」

そう言うとキスで美咲の唇を塞ぐ。

「んん〜!」

濡れて貼りつく服を器用に脱がしていく。


美咲が酸欠に陥りそうになった頃、すっかり服は脱がされ、やっと唇が離れた。

「はっ、はっ、はっ…、う、はっ、すい、わ、私を」

「ちゃんと暖めてあげるからね、人肌でv」

「はっ、ころすき…あっ!」

自分もシャツを脱ぐと、美咲に覆い被さった。




「…だからここは学校…うぐっ!」

再び美咲の唇を塞ぎ、少し乱暴に愛撫を始めた。

「ん!んん!…ん…んんっ…ん…」

美咲の呻き声が少しずつ甘味を帯びてくる。

「はっ…はっ…ああっ!…」

「美咲ちゃんはー、ここ、をこうやって擦ると、スイッチが入っちゃうんだよねー…」

「やっ…だめっ…あ…やぁっ!う…すい、ここ、がっこ…」

美咲は身をよじって抵抗するが碓氷から逃れられるはずがない。

「うん。だから声我慢して。ね?」

「アホ碓氷…いい加減に…あっ…は、はな、せ…」

「無理でしょ?美咲ちゃんもうスイッチ入っちゃってるじゃん、ほら」

美咲の秘裂にそっと指先を埋めて、弄る。

「あっ…やっ!…」

「…ほらね、もうこんなに濡れてる」

蜜で濡れて光る指先を美咲の前にかざし、見せつけるように口に含む。

「ん…おいしいよ、美咲…もっと食べさせて」

そう言うと胸の飾りに吸い付き、指は更に秘部を弄り、水音を響かせる。

「ふ…う…んん!…」

美咲は手の甲を口にあて、必死に声を押さえている。

「ん…だって美咲ちゃんこの頃忙しくて全然構ってくれないんだもん。んん…俺、寂しくて死にそう」

「だから、ん…、今週は忙しいって…」

「あいつと水遊びしてる時間はあるのに?…それに、1週間も、俺、無理」

「ふ…今日、あっ、んん…、まだ水曜…」

「だから無理だって」

「ア、ホ、あん!…んー…」

「そろそろいいかな?」

「や…も…拓海…のバカァ…」

「欲しくなった?」

「だって…アレ…」

「ちゃんと持ってる」

「ばっ!…なんで学校に…」

「エチケットでしょ」

「持ち物検査は?!」

「そんなのに引っ掛かる俺だと思う?」

会話しながら自らに薄い膜をかぶせ、美咲の濡れた入り口にあてがう。

「美咲ちゃんからおねだりしてもらおうかな〜v」

「な!…」

「だってもう限界でしょ?み・さ・きv」

「〜〜〜拓海のイジワル!」

「そうだよー。ほら、して?お・ね・だ・り」

嬉しそうな碓氷を美咲は睨み付けた。しかし、赤面、涙目では効果なし。
…悔しそうに言う。

「…た、たく、み、が〜〜〜欲し、い…」

「よく出来ました」

碓氷がゆっくりと秘裂に自らを埋めていくと、美咲のナカは待ち兼ねたように絡みついてきた。

「ん…んん……ん、はぁっ…」

「声聞けなくて残念だと思ってたけど、…そうやって我慢してるところもいいね。可愛いよ、美咲」

わざと焦らすようにゆっくりと腰を揺らして攻めていく。

「…美咲は、ここが、いいんだよね…?」

「ん…は……あ…あ……んんっんー…」

良いところを強く突きながら、動きはさらにゆっくりとしたものにしていく。

「んん…んやぁっ…たく…もっとぉ…」

「ダメって言ってたのだ〜れ?」

ニヤリと笑うと意地悪く囁き、動きを早めていった。

「あっ、あっ、あっい、い…あっ…」

「声抑えないとダメでしょ」

美咲の唇を唇で塞ぐ。

「むぅ、ん…んん…ん…」

二人の荒い息遣いと、水音だけが響き続ける。



「ん…はぁっ、あっ、あっ、ん…たく、み…も、もうだ、め……」

ようやく離された唇で、美咲が訴える。

「ん…いいよ。じゃあ、一緒に、ね」

「あ、むう…ん…んん…んっ、んっ、んんっ、んんっ、んんんっ、んっ、ん〜〜〜!」

律動を早め、唇を重ねたまま、二人一緒に最後を迎えた。





「ちゃんと暖まった?美咲ちゃん?」

裸の美咲を布団にくるみ、自分は服を調えながら、碓氷は満足げに微笑んだ。

「…あ、アホ碓氷!いい加減にしろ!!」

「おねだりしたの誰だっけ?」

「う゛…」

「…だって俺がこんなに我慢してるのに、よりによって三下くんとあ〜んなことしてるんだもん。…ね、次、いつ来れる?」

美咲はため息をつく。

「だからー、ほのかさんとすばるさんがインフルエンザで出て来れなくなったから、その間バイト休めないって言っただろ!!…生徒会もちょうど忙しいし、お前がこんなことするからまた仕事が…」

「それで?いつ?」

「土日もフルでバイト入ってるし…、来週の火曜日くらい、かな…?」

「…ふ〜ん…仕方ないな、じゃあもう1回しよっかv」

「ばっ、なっ、どういう理屈だよ!」

「…男の子の事情」

「なんだそれ!」

「いいから、いいから。…それに美咲ちゃん、着替えないんでしょ。俺が教室行ってジャージ取って来るしか、帰る方法ないんだよ?」

「げっ…!」

「だから言う事聞いてね。…さっきよりもっと良くしてあげる」

「アホ、よせっ、碓氷!やっ…」



再び押し倒されながら美咲は考えていた。

…今度から着替えは必ず置いておこう、そして、二度と深谷に掃除の手伝いは頼まない、と。





.2009/11/22

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