ちょうへん。
□お砂糖LIFE! 09
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ふわり と
一瞬甘ったるいようなにおいが
鼻をかすめた。
「・・・家庭科室?」
思わずその場で立ち止まると
そのにおいは
どうやら家庭科室から漂っているようだ。
なにか家庭部が
甘いものでも作っているのか。
もしそうなら
少しくらい分けてくれるかな。
そう、思った
「・・・ちょっと行ってみようか
ね、クマ二郎さん」
自分が抱いているクマに
そう語りかけてから家庭科室に足を踏み入れた
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