たんぺん。
□じゃぱにーず.ホラー
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それは、ある日の夏のことでした。
「日本ッッッ!!!」
我が家にクーラーはないので
扇風機で必死に暑さを凌いでいたところで
スッパァンと勢いよく障子が開けられました
アメリカさん・・・とまではいかないものの
それでも大きな音を立てて障子を開かれたのは、珍しい事にロマーノくんでした。
・・・じじい、ご飯中だったのですが・・。
「ぅ、あ、ごめん。飯食ってたのか」
「いえ、もう食べ終わりますよ。
ロマーノくんもどうでしょう?」
「あー・・俺はいいや
今腹減ってねーし」
「そうですか。
・・・それで、本日はどのような御用件でしょうか?
わざわざ、こんな島国まで・・」
「そうだった、なぁ日本!!!
頼みがあるんだけど、いいか?!」
「えぇ、まぁ頼みにもよりますが・・
とりあえずじじいに話してみてください」
「・・・そうだよな。
あのな、頼みっていうのは・・・
日本のホラー映画を見せてほしいんだ」
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