long novel

□重なって…3
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 〜就寝前〜

「とりあえず綱吉君聞きたい事はある?」
「えっと・・・・失礼な事かも知れないんですけど・・・・」
「うん?」
「さっきの会話に出てきた『あいつ』って誰ですか?」

 本当に悪いことを聞いているのかもしれない、
だけど妙なぐらいに気になって仕方が無いのだ

「あぁ、そんなことか、
 あいつっていうのは今回の審査官の一人、ロルクの事」

 ・・・あまりにもあっさりかえってきた

「多分綱吉君は『あいつ』じゃなくて、
『ロルク』の方に引っ掛かりがあったんだろうね」
「えっと・・・・自分でもあんまりわかんないんですけど・・・・
とりあえず『ロルク』ってどんな人なんですか?」
「・・・・・リボーン」
「なんだ?」
「ロルクのこといって綱吉君怖がらないと思う?」
「確実にビビるな、
 それでも言った方が良いのも確実だ」
「それもそうだね・・・
 ロルクはね、私の昔からの友人で・・・・・・
 ヴァリアーの先々代ボスだよ」

 固まった、
俺が怖がる事が前提だったからきっとまともな人ではないんだろうなとは思ったけど・・・
まさかヴァリアー・・・・しかも元とはいえボスとは・・・・

「・・・・審査、余計に逃げたくなりました」

 だっていくらなんでも怖い、
 大体ヴァリアーとはつい最近までリング争奪戦で殺し合い同然の事をしてたんだ
 いくら元であったとしても、恐怖の対象になるのは当たり前だろう

「心配しなくて大丈夫だよ、
 ロルクは確かに殺しのプロだし、実力で言うならボンゴレでもトップクラスだけど、人格そのものは良いから、」
「・・・・本当ですか?」
「うん、
 ・・・・・・あくまで普段はの話だけど」

 その一言で少しマシになった心配が一気にふえた
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