main
□蓮華草
3ページ/5ページ
どうなんだろう。
でも
不二の綺麗でサラサラな髪が好き
不二の柔らかい声が好き
不二の笑った顔が好き
不二の少し冷たいその手が好き
不二の優しい心が好き
一番好きなのは
そんな不二と一緒にいること
じゃあきっと。いや、絶対。
『うん…おれもすき』
その言葉に不二は俺の大好きな笑顔を浮かべて
『ひだりてをだして』
俺の左手を手に取って蓮華草の指輪を薬指へと通す
『ぼくのだいじなだいじなおひめさま。ずっとあなたをあいすることをちかいます』
そう言うと不二は手の甲へとキスを落とした