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□蓮華草
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『ーじっ、えいじ!!』
聞き慣れた声に起き上がって目を開ければ
優しい笑みを浮かべた不二がいた
『はい、これあげる!!』
突然渡された蓮華草の花束
『きれ〜』
『じゃあ、めをつぶって』
言われるがままに目を瞑れば、ふわりと頭に何かが乗せられた
『め、あけていいよ』
ゆっくりと目を開ければ真剣な表情の不二がいて
『どしたの、ふじ??』
そう尋ねればフーっと不二が深呼吸
『えいじ、…きみがすき』
『へ!?』
『だからえいじがすきなの!!えいじは??ぼくのことすき??』
『おれ…??』