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□午前二時
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ふと目が覚めた




あまりにも真っ暗で



闇に吸い込まれそうな錯覚に陥る



闇はまるで俺の心を表しているよう



不安 不安 不安



ずっとずっと愛されるのだろうか


ずっとずっと一緒にいられるのだろうか



先のことはわからない



不安 不安 不安



だけど
これ以上、不安にならないように離れようとしても



あなたは俺の心のほとんどを占めているから



あなたを失えば俺の心は空っぽになる



そうなったら俺という人間はどうなるんだろう



不安 不安 不安



だから俺はあなたから離れられない




宙ぶらりんな俺




「ん…英二、なんで泣いてるの?怖い夢でも見た?」



いつの間にか溢れ出していた涙は



あなたに抱きしめられて



あなたの胸へと消えていく



「大丈夫、僕がずっと傍にいるから。ね?」




優しく囁かれて


優しく髪を撫でられて





「…うん」





不安は消えた




あなたがそう言うなら大丈夫




そう信じた 午前二時



*オワリ*
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