08/12の日記

23:25
レオン編・Chapter2
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横転したバスからなんとか脱出したレオンとヘレナ。
車中にいた他の生存者は皆死んでしまい、また二人だけで進んで行かなければならなくなってしまった。

しかも、教会に行くためには墓地を突っ切っていかなければならない。
暗闇の中、墓から起き上がったゾンビ達が奇襲をかけてくるという状況で、レオンとヘレナは神経を磨り減らしていた。


「…ねえレオン、私を盾にするのやめてくれない?」

「何を言っているんだヘレナ、俺は君の背後を守っているだけだ」

「へぇ…さっき私が襲われた時、走って逃げてなかった?」

「…ん、そ、そうだったか?(汗)
あ!あんなところにエンブレムが!」

「話を逸らさないでよ!」


ヘレナにプロレス技をかけられて苦しむレオン(※嘘)

随分長いこと彷徨った末に、二人はどうにか墓地を抜けることができた。
しかしほっとする間もなく再びゾンビに襲撃され、二人は分断されてしまった。


「ヘレナ、どこだ!? くっ、早く合流しないと俺の命が危ない…!」


頼りになる相棒とはぐれて焦るレオン。
しかも周囲の道は迷路のように入り組んでおり、レオンは完全に道に迷ってしまった。
そしてどんどん湧いてくるゾンビ達。
なぜかナイフ装備でカウンターを狙ってみたレオンは、前方にばかり注意を払っていた結果、後ろから来たゾンビにボコボコにされてしまった。

そして「ヘレナがいればキサマらなど…!」と呟きながら死んでしまったのだった…




…Take2も失敗し、Take3。
だんだん貯まってきた焼夷手榴弾をシュリーカーに投げつけてみたり、とりあえず全力疾走してみたりしたレオンは、なんとかヘレナと合流することに成功した。


「ヘレイナーッ!!また会えて嬉しいよ!!
ハグしてもいいか!?」

「ちょっと、ゾンビ引き付けながら走ってこないでよ!」


レオンの後ろからついてきたゾンビを撃ちまくるヘレナ。そしてヘレナの影をこそこそ走りながらクイックショットするレオン。
なんやかんやで教会前にたどり着いた二人だったが、中にいる人間に「ゾンビを殲滅するまでは扉を開けられない」と言われてしまった。


「(クイックショットしながら走り回っていればまたヘレナが倒してくれるだろう…)」
「(こいつ絶対にまたよからぬことを考えてるわね…)」


そして現れたゾンビの大群。
教会の中から援護してくれるイケメンな兄ちゃんに感謝しながら、レオンとヘレナは迎撃を開始した。


「敵の数が多くなってきたな…焼夷手榴弾でも投げるか。
ははは、燃えろ燃えろゾンビ共ー!!」


暗がりにぼうっと浮かび上がる幾つかの人影に向かって焼夷手榴弾を投げ込むレオン。


「そういえばヘレナはどこにいるんだろうな?
暗くてゾンビかヘレナかわからん…
まあいい、これでも食らえ!」


気持ちよく2発目の焼夷手榴弾を投げ込んだところで、小さくキャッ!という声が聞こえた。


「なっ…まさかヘレナに当たった訳じゃないよな!?」


キョロキョロと辺りを見回すレオン。
だが暗がりからゾンビに混じって現れたのは、火だるまになったヘレナだった。


「……」

「や、やあヘレイナ!
大変そうだな、大丈夫か?」

「……」

「へ、ヘレイナ…?」


沈黙したまま無表情でピカドールを撃ちまくるヘレナ。


「え、ええと…
ハーブでも食べるか?
な、生のやつだが…」

「せめて調合してよ」


そんなこんなでゾンビと死闘を繰り広げたレオン達は、なんとか教会に入れてもらうことができた。
そして矢を撃ってくる石像にあうぅんさせられたりしながら謎の仕掛けを解き、ヘレナが何か知っているらしい地下施設への扉を開くことができた。

……のだが喜びもつかの間、扉から、謎のガスと共におぞましい化け物が姿を現したのだった。


「な、なんだアイツは!
オッパイの化け物か!?
オッパイノペラペラソースってコイツのことだったのか!?」

「おっぱいおっぱいうるさいわよ!」

「だ、だってぶるんぶるんしてるぞアイツ!?
オッパイじゃなければなんなんだ!!」

「知らないわよ!
むしろフジツボなんじゃないのアレ!?(※管理人は恩田理沙思い出しました)」


錯乱しながらも化け物から距離を取る二人。
その化け物は名前をレポティッツァといい、人をゾンビ化させるガスを出す恐ろしいB.O.W.だった。


「えぇい!これでも食らえ!」


教会の避難民がゾンビ化していくのを見て我に返る二人。
ヘレナに背中を任せたレオンは、ショットガン片手にレポティッツァへと突っ込んで行った。


……だがレポティッツァは無計画に突っ込んで倒せる相手ではなかった。


レオンは発射後の硬直時間にハグされ、必死にもがいたが凄まじい濃度のガスを直に注入されてしまった。
レオンは顔面をえぐいくらい青く染めて死んでしまったのだった…




ということでTake2。


「Tウイルスだったら抗体を持っているんだが…あれは違うウイルスなのか?
だがTウイルス以外にゾンビを作り出すウイルスがあるのか…?」

ひさしぶりのエグい死に方に震えが止まらないレオン。
結局、使い方がわからなくて取っておいたリモコン爆弾でレポティッツァを倒したものの、生きた避難民は女性一人しか残っていなかった。
レオン達は新たなトラウマとやるせなさに包まれながら地下へと足を踏み入れたのだった……。



地下には研究所とインディジョーンズ風の遺跡があり、研究所にはエイダがサナギから生まれてくる衝撃映像のビデオがあった。
また、ヘレナが事件を起こした理由…事件の黒幕(変態シモンズ)によって人質にされていた妹もそこにいた。
だが妹…デボラは変態の魔の手にかかってナニかされたらしく、ぐったりとしていた。


「君の妹…大丈夫なのか?
…しかし君に似ず可愛いな」

「余計なお世話よ。
あと妹に触らないで」

「いや、でも彼女歩けないんじゃないか?
俺がおぶって連れていくよ」

「三回は言わないわ。
妹に 触 ら な い で」

「なんでそんなに拒絶するんだ!?」


そうしてヘレナがデボラを背負った状態で遺跡から脱出することになったのだった。
だがデボラをゾンビから守りながら進んでいくと、突然デボラの容態が急変し、クリーチャーと化してしまった。
そしてなぜかエイダも現れた。


「デボラあぁああー!!」

「ぜ、全裸……」

「デボラを変な目で見たら頭吹っ飛ばすわよ!!」

「やめてくれ死ぬ」

「私のビデオもそんな目で見てたのねレオン」

「エイダも誤解を招くような言い方しないでくれ!」


変異したデボラは4の村長的な触手を生やしていてそして全裸だった。
アレクシアのようにツタでいろいろ隠れているわけでもなく全裸だった。

遺跡の中で場所を次々と変えながらデボラと戦うレオン達。
だがトロッコに乗りながら戦っているとトロッコが落下し、デボラ&ヘレナとレオン&エイダに分断されてしまった。
遠くにはピンチの相棒。
近くには崖に片手でぶら下がっている片想い相手。


「エイダァ!!」


レオンは迷わず先にエイダを引き上げたのだった。
そしてしばらく迷ってからウイングシューターでデボラを撃ちまくる。


(ヘレナは強い……ライフルは使うまでもないだろう)


しかしそれが誤算だった。
ヘレナは妹が変わり果てた姿になってしまったショックで本来の力が発揮できず、変異したデボラに殺されてしまったのだった……。




Take2。
レオンは本気の武器チョイスでデボラの足を止め、ヘレナは仇を討つことを誓ってデボラと最期のお別れをした。

シモンズへの殺意と憎しみを胸に、ヘレナはレオンと共に地下遺跡を歩き出したのだった……。





Chapter3に続く!

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