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□タオルケットをもう一度2
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最終回「血の海と心の海」
(2018/12/9)

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館から脱出できたところで、ここで本来の目的地「生き残りの研究者がいる孤島」へ向かうことに。
廃線をずんずん歩いて、うみブタ君が待っているであろう場所に行くとかなんとか。

たしかこの辺で戦闘中にケツあご博士を召喚できるようになって、召喚技として誰かに覚えさせる仕様だった。
メイド服のまま飛び出してきて「もにゃやっ!」って襲いかかる博士かわいい。しかも全体攻撃。
ちびロボ出すとかじゃないんだね。
私は光恵さんが好きだったから光恵さんに覚えさせたけど、最終盤まで博士召喚したいなら絶対光恵さん以外に覚えさせた方がいい(戒め)

廃線はもぐらと蛇が結構邪魔で、特に蛇なんか見えにくいから避けにくくて面倒だった。
無駄にレベル上げとかしたけど、このゲームそんなにレベル上げ必要ないから……。
駅名とかもちゃんとあるみたいで、「かかお」から「もけ」に向かっていた。
一駅歩くのって絶対つらい……と思ったけど、田舎と都会でまた違ってくるか。

大きな駅のホームに辿り着くと、生存者がいっぱい集まっていた。
人がいるというだけで、ちょっとほっとする雰囲気。
まあそれすらも作者の罠だったけどな!!!

お店ではまたMGSネタが仕込まれていた。
回復アイテムで「snake.A」というのが売ってて、「蛇。食べたことが無い味。」という説明書き。
どう見てもMGS3ネタですほんとうに(ry
……snake.Aってアミメニシキヘビとかだっけ?
ちなみに1回食べたからといって説明文変わったりとかは無かった。

ここではみんなそれぞれ別行動になって、ぱりぱりうめ操作になった。
ケツあご博士に話しかけると、メイド服は女の子らしくて気に入ってるという内容の話が聞けた。
博士も女の子らしさに憧れがあるらしい。かわいい。

寝る前に主人公を呼び出して、屋上?で二人きりでお話することに。
そういや主人公の名前、今作はデフォルト名「主人公・♂」だったけど、1と3は「もーちゃす」っていうらしい。
それと発表順&時系列的には「3→2→1」なんだとか。
もーちゃすって呼んだ方がいいのかな。
なんかうちの主人公名の「さん」より圧倒的に呼びやすいし。

もーちゃすは記憶を喪ってしまってぱりぱりうめを思い出せないけど、ぱりぱりうめはつらい時もずっともーちゃすの事を考えてたから、もーちゃすずるいよ・・・みたいな話をして2人とも外で寝落ち。
シナリオ的にはこれで結果オーライだったけど、風邪引くよアンタ達……。

翌朝ホームに戻ると、不気味な程に人気がなかった。
光恵さんも博士もいない。
死体は転がってなかった(たぶん)けど、どう見ても宇宙人の襲撃があったっぽい。
プレイ時の絶望感といったら……。
でもよく考えると、ホラーとかで生存者がいっぱいいる所に到着するとまず100%襲撃されるし、フラグ回収しただけとも言える?
つまりタオルケットをもう一度2はSF風味の純愛スプラッタホラーだったんだよ!(確信)

仕方ないので先に進むと、牛ちゃんともーちゃすのクローン達の町があった。
もーちゃすクローンはみんなそろそろ活動限界らしく、至る所で起動停止して眠るように息絶えていた。
でも海辺の町だし、音楽とか明るくて、不思議と暗くない。
なんか安らぐのに落ち着かない気持ちになる町だった。
ちなみに砂浜にヤドカリがいたけど、小さくならなければ戦闘にならなかった。

「処理場」にみんないるだろうって話が牛から聞けたけど、入り口は案の定見張りがいて、また下水道から侵入口を探すことに。
それでポンにもらった巻物でまた小さくなって、ネズミの国みたいなとこに行ったんだったかな。
ネズミとホコリ人間とキセチュー星人が住んでる場所だった。
下手すると、一番安心できる町ってここだったかも。
敵も出ないし、住人もクローンじゃないし、完全に安全だったし……。

酒場でネズミの親分に勝利すると、ワープ装置で処理場に移動させてもらえることになった。
帰りも送ってくれるとのことで、ネズミ親分は最初のマップで待機。

それでとりあえずどんな所だったかを説明すると、人間の死体を機械でミンチにして下水に流すための処理場で、今までプレイしたドット絵のゲームで1、2を争うグロドットの展示場になっていた。

なんかもう全体的に赤黒い。
これで全部肉片だったらまだマシだったかもしれないけど、わりと原型留めてる死体がそこらへんに山積みにされてるからものすごく怖い。
もう肉片でぐっちゃぐちゃ。
しかも頭部はミンチにしにくいからゴミ箱にポイされてる。
ホラゲじゃないから起き上がって襲ってきたりしないってわかってても怖い。
もういやだれかたすけて……ってなる。
これでもこのゲーム的にはまだ序の口だったけどな!!!

処理場は実験場も兼ねていて、人間に宇宙人の卵を寄生させて、成長したら人間の頭部からボコボコと何匹も生まれ落ちる(頭は当然パーンする)、みたいなのをやっていた。
小さい宇宙人がいっぱい頭から飛び出してるのがグロすぎてもうダメだった。
ちっちゃいのがいっぱいいるのってなんか気持ち悪いよね。
こういうの集合体恐怖症っていうのかな。
それと光恵さんもその実験室に閉じ込められていた。
話しかけたら頭が弾けて、そのまま襲ってきたので息の根を止めた。
悲しんでくれたのは牛だけだった。
(「一緒に暮らしてたのに、こんなことになって・・・かわいそう・・・」みたいな。)
光恵さん好きだったのでつらかった。

博士は死体の山と一緒に閉じ込められていて、話しかけたら変な声が聞こえた(SE)。
博士の頭も弾けるかと思ったら博士はまだ何もされてなくて、ビンタかなんかしたら正気に返った。
生きてて良かったけど、急に女の子らしい口調になった。
素に戻ったってことなんだろうか。

たしか三匹の子牛も連れ去られてたみたいだったけど、牛クローンの部屋にいて無事だった。
「ほんもののぱぱだー!」って呼んでくれたから、B-12のことは他のBタイプと見分けられるっぽい。かわいい。
もはや博士と子牛しか癒しがない。
牛ちゃんも無事に救出して、ネズミ親分のワープ装置で無事脱出。

それからうみブタ君と合流して、海路で孤島へ向かった。
困り眉がかわいい。
でも全部宇宙人にバレてて、発信器という名のミサイルみたいなのが飛んで来た。
それが頭に刺さった拍子にうみブタ君がしゃっくりしちゃって、主人公達はうみブタ君の腹の中へ。
胃の中ではちびロボがいっぱい沈んでいた。
飲み込まれた魚やくらげが結構生きたまま暴れていて、ヌシみたいなのを倒してどうにか口から脱出。
うみブタ君は孤島まで辿り着いたとこで死んでしまった。
なんで発信器に殺傷能力があるんだよ……もうやだ……。


孤島の博士とは無事に会えたけど、ここからが怒濤の展開だった。

まず宇宙人に場所がバレて爆撃されて、戦闘用牛クローンがいっぱい降ってきた。

ずっと一緒にいた牛ちゃんも「プログラム4」(4=死?)が起動して、近くにいたケツあご博士の上半身を噛み千切って殺した。
博士の頭が一瞬で消えて断面から血が出て、私はここでもう心が折れた。
(そのあと牛はA-11として普通にエンカウントする。倒すと死体が残る。私は気づかなかったけど子牛も牛ちゃんに殺られたらしい)

ぱりぱりうめは孤島の博士の娘(宇宙人寄生済み)の肉にするため?に孤島の博士に撃たれて、その後たぶん孤島の博士は襲撃のどさくさで死んだ。
廊下に判別不能の死体があったからたぶんそれ。

B-12はもう活動限界が来て、腕とかがぼろぼろ落ち始めた。
それでもなんとかぱりぱりうめの連れ去られた部屋に辿り着くと、暗闇の中何かが襲いかかって来て、倒すと血まみれの部屋でぱりぱりうめが倒れてた。


なんで……なんでこんな悲しい展開が続くんだよ……。


とプレイヤーの心がこれ以上ないくらいボロボロになったところで第4章が終わってて、気づくと「心の中」にいた。
エリザベスからの置き手紙があって、たしか「いろいろあるけど、どうか頑張ってね」みたいな感じだったかな。

それで各章の印象的な出来事が記録される左の部屋に行くと、血の茨が纏わり付いた灰色の扉が増えていた。
この時点でもう怖い。
でも、もしかしたらここから何か逆転劇が始まるかも……というあまりにも甘すぎる希望を胸に抱いて私は扉を開けた。

そして最終章「丘の上で。」が始まった。

気づくと主人公は自宅のベッドにいて、平和な雰囲気だった。
でも1章で部屋中を自由に歩き回っていた牛達がどこにもいなくて、ここでまず違和感。
そして何事もなかったかのように、ぱりぱりうめが部屋まで起こしに来た。

あれ、ぱりぱりうめって玄関まで迎えに来てたけど、中まで来てたっけ?

でももしかして、IF展開の2周目とかかも……などという砂糖を吐くほど甘い希望を持って、私は主人公の部屋から出た。



すると居間がめちゃくちゃになっていた。

そこらじゅうに変な線がいっぱい入っていて、グロテスクな生き物が中央に鎮座していた。
ぱりぱりうめもその生き物と一緒に倒れていた。

何が起きたか理解が追いつかないまま玄関から外に出ると、漆黒の闇が広がっていて、嫌悪感を覚えるデザインの生き物や顔の無いぱりぱりうめなんかがそこらじゅうを徘徊してた。
人の顔のパーツが歪んでる生き物本当に怖かったけど、名前が「ぱりぱりうめ」で困惑。

BGMがホラーなだけならまだ良いんだけど、時々変声機を通した笑い声みたいなのが鳴るのが精神的に本当に無理で、とうとうPC画面の空いてる部分で笑える動画を再生しながらプレイするというIb以来の暴挙に出てしまった。
やっぱホラーだよコレェ!

しかもただ歩き回るだけだと先に進めない。
敵を全滅させても変わらないし、戦闘で死んでみてもGAME OVERになるだけ。
ここで初めて攻略を見てしまった。

左下の生物から「血」を貰って、居間の生物を調べるという、ただそれだけだったのに、全然わからなかった。


それをすると場面が変わって、ぱりぱりうめの心の中らしき世界へ。
ぱりぱりうめの独白がたくさん聞けたけど、どれもつらかった。
牛ちゃんへの嫉妬や、例の売春宿で働かされてる時の生々しい心境etc……。

「白いのが、洗っても取れない」とか言うんだよ。
このゲーム、絶対全年齢じゃないよ……。

さらに奥へ進むと、公園のような場所に出た。
ベンチに各段階のぱりぱりうめが座っていて、半透明の赤い人型のなにかが走り回っている。

ゲームタイトルのタオルケットはここでようやく登場で、「はじめては、あの人が良かったな」と言うぱりぱりうめの横に白いタオルケットが置いてあった。
たしか一番奥は血だまりで、半透明の生き物を倒してから調べるんだったかな……肝心なところがうろ覚え。
というかさっきから血の話ばっかりだな。

すると、主人公がついにぱりぱりうめとの記憶を思い出した。
そして心の海のような空間で、精神的に結ばれる2人。
現実世界では、血の海の中で2つの死体が重なっている……。



タオルケットをもう一度2・完!!!




と、ここでブツッと終わりだった。
プレイ直後はショック過ぎて精神がヤバかったけど、今なら綺麗な終わり方だと思え……る……?

B-12のオリジナルが実験場にあったの見てるはずなのに、全く気にせずB-12と愛を誓い合うあたり、もうぱりぱりうめも狂ってたのかもしれない。
それともクローンでももーちゃすはもーちゃす!って事なのかな。
作者ブログ見たらもーちゃすの魂は、ぱりぱりうめに捕らわれてるって書いてたし。

そんなこんなでタオルケットをもう一度2は終了でした。
心が抉れましたが私は元気です。
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