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□Ib
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生首通路〜マネキン地獄脱出
(2018/1/17)

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白い生首(マネキンらしい)がズラッと陳列された廊下を通り抜け、次の部屋へ。
廊下には「こっち見るんじゃねえよ」と思わず言いたくなるような顔の絵が連続で飾ってあり、表情が少しずつ変化していた。

・・・実は、この廊下を通り抜ける段階で凄まじい葛藤があった。
廊下の真ん中辺りまでは勢いで行ったのだが、ギロチンの前例があるのでだんだん怖くなってきたのだ。
一度立ち止まったらもうダメだった。

リアルに胸が苦しくなってきたので、開始早々に休憩。
だが気持ちが落ち着いてきたところで一気に駆け抜けると、特に何も起きなかった。

怖がらせやがって・・・。
心の中で毒づきながら次の部屋を探索すると、大量の女の絵と首無しマネキンがあった。
この時点で嫌な予感しかしない。
しかしマネキンの前をうろついてみても、特に動く気配はない。

・・・とりあえず絵でも調べてみるか。
ということで、やや油断しながら入り口から一番近い赤い絵を調べてみると、



おしとやかに佇んでいた絵の中の女が、Enterキーを押した途端に赤貞子化して襲いかかってきた


−−のわあああっ!!!?

心の中で悲鳴を上げながら猛ダッシュで逃げ、どうにかセーブポイントを発見。
セーブしてからこのまま続行可能か検討してみたところ、胸に手を当てて呼吸をしたらわりとマジで動悸がしていた。

ホラゲ中に恐怖のあまり心臓発作で突然死とか笑えないので、一旦シャットダウンして本気で休憩。
別のPCゲー(アバドーン)を起動し、しばらく実家に帰ったような安心感に浸ってから、Ibをもう一度起動した。

赤貞子の元の絵って、あんな淑女だったのかよ・・・
荒ぶる貞子と化した後しか見た事なかったから知らなかったよ・・・

しかしその後はちょこちょこと良いペースで謎解きを進め、ガラスの割れる音(=絵が落ちて貞子化する音)に怯えながらもゲームを続行。

途中で気付いたところによると、貞子ーズ(途中から次々と増えた)はイヴが近くにいれば追尾してくるが、ある程度離れると持ち場に帰っていく習性があるらしい。
また、部屋を出入りすれば初期配置に戻るようだ。

貞子にもようやく慣れてきたような気がするな・・・こうなったら何でもどんとこい!
返り討ちにしてやるよ!(無理)

小部屋で花ビンの台を移動させる仕掛けを解いた私は、ヤケを起こしかけながら元来た扉を開いた。


・・・すると、さっきまでは何もなかった廊下に、真っ白な生首が1つ増えていた。



ぎえああああっっtqaso$#pkg@45rf!!?


PC画面の向こうからまっすぐプレイヤーを見つめてくる生首。
目と目が逢う〜♪ネタの出落ちどころではない恐怖が私のSAN値を削る。

・・・しかもやたらと目がぱっちりしていた。
よく見ればキューピー人形みたいで可愛いのかもしれないが、ホラゲで黒い大きな瞳とかどう考えても怖い。

座ってプレイしていたのに足が震えるような錯覚を味わったので、またもゲームをシャットダウンして休憩。
たぶん今回、Ibのプレイ時間より休憩タイムの方が長いと思う。
本気で癒されたかったので、ひたすら可愛いPCゲー(序盤に限る)「大海原と大海原」を起動し、しばらく癒しタイムに浸る。
この間に「なんで怖いの苦手なのにIbダウンロードしたんだろう・・・」とか正気に返って考え込んだりした。
(最終的に「ギャリーさんが好きだからもう少し頑張ろう」という結論に達した)

休憩のおかげでSAN値が1d3くらい回復したので、次に入れるようになった小部屋へ。
そこそこ広い割に、物が何もない・・・と思いきや鏡があり、ギャリー&イヴの身長差が確認できた。
そして「ギャリーさんでかいな・・・イヴが小さいのかな・・・」などと思いながら何気なく振り向くと、


入り口を塞ぐように白い生首が出現していた。


即座にシャットダウンして休憩したいレベルだったが、この小部屋内にセーブポイントはない。
だが怖いし、どうにかして恐怖を紛らわせたい。

そこで私は、
「IbのBGMが流れている状態で別の明るい音楽をPCで再生して重ねる」
という小技を編み出した。

起動中のゲームBGMの方が音量高いし音は混ざるしで良いことは全くない。
素直にイヤホン外せよ・・・という気もするが、そうすると何かの進行フラグが立ったときのSEが聞こえない。
完全に苦肉の策だったが、おかげで衝動的にF12キーを押すのは避けられた。

・・・だが意を決して生首を調べても何も起きない。
もしかしてと思ってもう一度鏡を調べると、ギャリーさんの肩の上を浮遊する生首が鏡に映っていた。


ここでビクッ!っとなったものの、また私の代わりにギャリーさんが悲鳴を上げて腰を抜かしてくれたのでそこまで怖くなかった。
というかむしろ笑った。
ありがとうギャリーさん。

ビビらされた事にキレたギャリーさんが生首を蹴り飛ばそうとした時の「思わず目をつむる」「さすがに止める」という選択肢は、蹴ったりしたらギャリーさんが祟られそうだったので「止める」を選択。
その時は深く考えなかったが、「展示物を壊した場合、あなたの命を以て償ってもらいます」と書いてあるっぽい虫食い文書も目にしていたので、これで良かったんじゃないかなと思う。

そのあとは色々頑張って灰色の鍵を入手。
するとイヴの両親が描かれた絵を発見した後に、小部屋に閉じ込められた。
どうも外から扉を押さえられているらしい。



・・・え?


と思った次の瞬間。
壁や窓をぶち破って全色(赤青緑黄)の貞子が突入してきた!

狭い部屋で所狭しと動き回る貞子達の様子は、まるで飼育ケースの中で興奮してカサカサ歩き回る虫のようだった。
そしてあまりにも狭いので、挟み撃ちにされると接触ダメージ必須である。

そういえばこの部屋の本棚を動かす時、窓(鏡?)を調べるために本棚を窓の前から移動させたが、もしかしてバリケードにしておけば良かったのか・・・?

ちなみに閉じ込められた直後か貞子突入後に小部屋中央のソファーを調べたら、

「のんきに座ってる場合じゃないでしょ!」

とギャリーさんから突っ込みを食らった。芸が細かい。

壁の穴から脱出すると、首無しマネキンや生首や貞子が大暴走していた。

おっふ・・・

だが出口はわりとすぐに見つかり、遠くまで逃げることができた。
逃げ切った後の廊下にかかっている絵が屍人の如く笑いながら血涙を流していたり、
ギャリーさんが「ここまで来れば〜」とか「ザマぁみろよ!」とかフラグを立てまくったりするので気が気でなかったが、マネキン達はやってこなかった。


代わりにイヴが倒れた。


そして悪夢を見てうなされるイヴ。
だが目を醒ますと、安全そうな小部屋で安らかなBGMがかかっていた。
ギャリーさんもいる。

「悪夢を見た」と話すと、イヴの体にかけてくれていたコートのポケットを探るように言われ、中に入っていたレモンキャンディをくれた。
「起こしてあげれば良かったかしらね……ごめんなさいね」というコメントもあり、優しさに涙が出そうだった。

・・・しかし私はここである事を思い出してしまった。

前に見た貼り紙に「館内は飲食物持ち込み禁止」とあったのだ(!)


レモンキャンディ・・・何かのフラグにならなければ良いが・・・

でもとりあえず、今すぐに何か起きそうな気配はない。
珍しく優しげなBGMを聞きながら、かつてない安心感に包まれつつセーブして終了。

なおプレイした日の夜、バイオ4の警官服レオンがチェーンソー男3〜4人に囲まれた状況で、フェイントも何もせず走って逃げようとしてあうぅんする夢を見た。
たぶんIbのせいだと思う。
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