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□ゲームレビュー
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【UNDERTALE】

ファミコン時代を彷彿とさせるドット絵が特徴の弾幕RPG。
海外製のインディゲームだが、現在なんとSteamだけでなくPS4でもプレイできる。

モンスターと仲良くなりたい!
レベル上げなんかしたくない!
という希望を叶えてくれる一方、殺戮の化身と化したプレイヤーにはそれ相応の結末が用意されている。
どちらに転ぶも、プレイヤーの「決意」次第。
セーブデータが一つしか作れない事の意味を、あなたは身をもって知ることになるだろう……。


・ストーリー

かつて人間とモンスターの間で戦争があり、モンスターは地下世界に封印された。
主人公はある日イビト山の穴から落下し、モンスターの国に入り込んでしまう。
地上に戻ろうとする主人公の前に、様々なモンスターが立ち塞がるが……?


・良かった点

戦闘時の弾幕が個性豊かで面白い。
会話もユーモラス。

マップ的には一本道だが、ストーリーの自由度が高い。
主人公が主要なモンスター達の生殺与奪権を握っているので、行動によってエンディングが大きく変わる。
(※モンスターを「見逃す」ことでレベル上げせずクリア可能)

キャラクターは皆何かしらの裏事情を抱えているので、それらを知ると結構愛着が湧く。
ヤベーやつは沢山いるが、真に悪いやつはほとんどいない。
一部を除けば、殺意なしで弾幕ごっこしてるだけなのさ!(ただし主人公は何発も当たれば死ぬ)

音楽は昔懐かしいファミコン風がメインかと思いきや、ピアノ曲やジャズ、テクノ、ロック等ありバリエーションが豊富。
最序盤から涙腺にくる曲もあるし、イントロ聞いただけで愉快になる曲もある。
もちろんボス戦の盛り上がりもバッチリ。

また、パズル要素が多分に含まれているので、そういうの好きな人にもオススメ。


・悪かった点

ストーリー自体に関わってくることなのであまり大きな声では言えないが、分岐検証好きとしてはセーブデータが一個しか作れないのが辛かった。

また、自機がハート型なので当たり判定がわかりにくい。
見た目より小さいと思われるが、形状的に上へ抜けようとするとしょっちゅう事故る。
移動速度もアイテムを使わない限り結構遅いのでもどかしい。


・キャラクター紹介

〈主人公〉
なぜ山の穴から落ちたのか、どんな生活をしていたのか等の背景が一切語られない謎のこども。
糸目でぽっこりお腹。
顔があまりにも土気色なのでちょっと怖い。

〈フラウィー〉
ゲーム開始直後にプレイヤーに鮮烈な洗礼を浴びせてくる顔芸フラワー。
何度も背筋をゾワゾワさせてくる。
態度が小憎らしいが、意外とツンデレで可愛いところがある。

〈トリエル〉
料理上手なもふもふママ。
行動の一つ一つに母親あるあるが凝縮されており、プレイヤーを童心に帰らせてくれる。
優しく手を引いてくれるところが好き。

〈ナプスタブルーク〉
うるうるした瞳が可哀想かわいい抑鬱ゴースト。
チャームポイントは大粒の涙。
気弱でいつも自虐的だが、意外とはっきり物を言うこともある。

〈ロイヤルガードのわんちゃんたち〉
見張りをしていて主人公を襲ってくるけど、最終的にはナデナデすればみんなイチコロだよ!
ワンチャンカワイイヤッター!

〈サンズ〉
眼窩の奥に底知れぬ闇を秘めた、オヤジギャグ好きの骨。
バイト戦士でもある。
ある意味ホラー担当だが、弟が絡むとただのだらしない兄ちゃんと化す。

〈パピルス〉
パズル大好きなハイテンションボーン。
体は大きいものの、精神年齢はほとんど子どもで、天使のような優しい性格。
ちょっとズレているものの、思いやりに溢れており癒される。

〈アンダイン〉
スシのにおいがする騎士団長。
かなり短気だが、仲間想いで面倒見がいいので慕われている。
友達になると見せてくれる顔芸は破壊力抜群。

〈アルフィー〉
アニオタの天才博士で、とにかく隠し事が多い。
オタクの良いところと悪いところが詰め込まれたような性格で、プレイしてて共感性羞恥心で辛くなることがある。
歩くときのしっぽがかわいい。

〈マフェット〉
戦闘時のまばたきドット絵が不気味カワイイ、守銭奴な蜘蛛少女。
ロリータ服に身を包み、髪型は短めのツインテール、手には優雅なティーセット!と属性てんこ盛りである。
蜘蛛とお菓子の組み合わせがなんとなくハロウィンっぽいと思ったり思わなかったり。

〈メタトン〉
登場する度に過激な演出でプレイヤーの度肝を抜いてくれるテレビスター。
指が4本なのは地上で一番有名なネズミの影響か?
一人で何役もこなすマルチタレントっぷりを発揮し、視聴者を飽きさせない。
ハイテンションだが素の性格はわりと毒舌。

〈アズゴア〉
愛され系キャラのもふもふ魔王。
ゆる〜い雰囲気に見えて、オンとオフがきっちりしている。
大体困り眉をしており、なんとなくだが不憫なシーンが多い。


・各面プレイ感想
(※ネタバレあり)








〈OP〜トリエル戦〉
入力した名前がじわじわと巨大化しながら迫ってきて爆笑した。
花のアレは胡散臭さを感じたものの騙されてしまい疑心暗鬼に。
トゲトゲの床はダメージ判定がなくて安心した。
一刀両断な攻撃描写が怖くて不殺プレイをしていたが、レベル1なのも怖くてチビカビを何体か殺害。
ぷるぷるしてて可愛いのに悪いことをしてしまった…。
ここでレベル2にしたが、必要時間と上昇値が割に合わない感じがして再度不殺プレイに転向。
最初はわけわからんゲームだと思ったけど、ナプスタくんのBGMがお洒落だし涙弾幕が可哀想かわいいしで「このゲーム面白いじゃん!」と思った。
はいよるミ=ゴスはCoCのミ=ゴ(ユゴスよりのもの)のアナグラムか?
バタースコッチかシナモンか選ぶ電話は、2周目だと1周目で選択したものが反映される。
(記憶があるような発言は他のモンスターからも出てくる)
武器を拾った際、「ITEM」の「USE」から装備するのが最初わからなかった。
ホームは居心地が良すぎて、このままずっと住みたいという気持ちに。
地上帰らなくても良くね?
階下に初めて行った時は地下牢でもあるのかと予想していたが違った。
突撃する度にコメントが変わって楽しい。
トリエルママは強すぎて最初からクライマックスじゃないかと思ったが、こっちが瀕死になると弾が自機を避けてくれることに気づいて優しさに泣いた。
それなのにまさか死ぬと思わなくて殺してしまい、悲しくなって即リセット。
「たたかう」で攻撃ボタン押さないのに気づくまで何回か殺してしまった。途中から与ダメが頭おかしいんだよ…。
ここで説得しようとして「『あなたが死ぬところを見た』と言おうとした」みたいな文章が出た瞬間に、プレイヤーの行動が記録されるタイプのゲームなのを察した。
その後で花に煽られた時はホラゲ並みにビビった。

〈スノーフルの森〜パピルス戦〉
「やべー骨がいるらしい」という事前情報を知っていたのでサンズをガチガチに警戒していたが、意外と優しい雰囲気だったので脳が混乱した。プレイ中ずっと「騙されないぞ!」と思っていた。
パピルスは最初偉そうなやつかと思ったが、良い意味で裏切られた。パズル楽しい。
犬達はナデナデするまでの駆け引きとナデナデしてからの興奮っぷりが面白可愛かった。
サモエドみたいなやつ好き。
ここは不殺プレイするつもりだったが、ヒョー坊の帽子を盗もうとして誤って殺してしまった。
しかも盗んだら盗んだで可哀想な氷に。
悪いことはやめましょうね…。
スノーフルのバビコが値上がりしていくのは勘弁してほしい。
パピルス戦は弾幕というより横スク気味でちょっと苦手。
わかりあってからのデートは頭おかしくて楽しかったです!!!

〈ウォーターフェル〜アンダイン戦〉
オルゴールみたいなピアノの音が綺麗で好き。
途中で引き返すと一瞬だけ花がいてビビる。
ぷんすかマネキンは台詞だけでなく曲も同じフレーズを3回繰り返していて面白い。
ただしいきなり因縁つけられて腹が立ったので普通に反撃。
涙弾幕で偶然助かった時はナプスタくん大好き!!ってなったしおうち訪問はテンション上がった。
いぬのおとしものは便利なのでおすすめ。(イヌサラダと錬金術的な意味で)
DROPコメントが時々違って面白い。
シャイレーンは初見で上腕二頭筋ヤバくね?と思ったら誤解だった。
道中ではアーロンとウォッシュアとデカカビに殺され続けて死亡カウントが増加。
ウォッシュアは渦巻きの中心点にいれば楽勝だったが、複数で来られると非常にしんどい。
アンダインの槍噴出は行き止まりと先に進める道の区別がつかず何度か迷って死んだ。
テミーむらは船頭さんにヒントもらって発見。
テミーさんかわいいよテミーさん。
しかし売値を2回吊り上げようとしたらゾワっとした。
恐竜のちびっこは最初なんだコイツと思ってたが、友達想いのいい子だった。
まさか庇ってくれるなんて…。
アンダインもちびっこを傷つけないように行動しててめっちゃ好感度上がった。
アンダイン戦は台詞の赤文字が逃げられるヒントになってるのになかなか気づけなくて何回か死亡。
しかし戦闘画面の服サイヤ人に似てね?
熱中症のアンダインにお水をあげたら帰宅後に寝込んでしまった。
1周目は既にEXP(意味深)がいくらか貯まってたからね…。
アンダインの看病に来たパピルスが、主人公を人殺しじゃないと信じてくれるのが辛い。
チビカビとヒョー坊を殺ったのは私なんだ…。
すまぬ…すまぬ…。
逆に2周目で完全不殺してアンダインのおうちに上がったら作中屈指の腹筋崩壊イベントが見られた。
パピルスとのコンビ電話最高に好き。

〈ホットランド〜コア〉
アルフィーがハンドサインでクイズをカンニングさせてくれてるのはクリアしてから気づいた(遅い)
誤答時のビリビリは結構痛い。
途中までアルフィーのこと男の子だと思っていた。
パイロープくんの「ホットホッターホッテスト!」は語呂が良くて好き。
ツンデレ飛行機はZUN帽?
お料理番組弾幕は縦スクSTGっぽくてテンション上がる。
ニュース番組は字幕テロップが意外と面白かった。
ゲーム調べた時のメタトンのコメントがメタっぽい。
マフェットちゃんは仲間想いのいい子だったね!
オペラは2回目以降スキップするかどうかメタトンから尋ねてくるけど、スキップしないと答えた時の「それじゃ、ぶちかまそうか!」が嬉しそうで好き。
コアは金稼ぎ中に悪夢トリオと傭兵コンビに何度も殺されてちょっとしんどかった。
グッナイトの弾幕ちょっと大江山嵐に似てない?
ここらへんで先行き不安になってきてテミーアーマーを購入。
これまで死にまくったので奨学金制度で2,000Gくらいで買えました(半ギレ)
メタトンEXは登場した瞬間に脳がフリーズした上に、動きが面白すぎて目が釘付けになってしまった。
なんだアレ…なんだアレ!!!
弾幕もギミック満載系で面白かった。
足にょっきり出てくるの笑う。
十字爆発ブロックは某魔法使いよろしく「撃つと動くぜ!」を意識すると避けやすい。
ミラーボールは撃つと色が変わる。
作文は「おもしろいところ」と書いたら「面白くて格好いいってモテるよね〜」みたいな返事が来て、まさか自由入力で会話できると思ってなかったからマジでビビった。
攻撃してないのに四肢四散した時はインベーダーで撃ったせいかと思って焦ったけど、2周目はハートに一発も当てなかったのに四散したので「俺は悪くねぇ!」な気分に。
ダンスが激しすぎて関節が耐えられなかったのか?
2周目はバガパンからファストフードもりもり買って食べたらあっという間に視聴率上がって終わったので、最初からケチらずに買えば良かったと思いました(小声)
バガパンといえば顔芸だけど、個人的には「なにが聞きたい?」の時の顔が一番じわじわくる。
ナゾのカギは最初サンズの部屋の鍵かと思ったら全然合わなくて、次に遺跡の扉の鍵かと思った(トリエルママ音信不通だから会いたかった)らこれも違って、諦めかけながら散策してたらブルっちの隣の赤い家のドアが開いて「ここかよ〜!!」ってなった。
あの部屋ちょっとポニ子の部屋に雰囲気似てない?
メタトン可愛い趣味してんな。

〈ニューホーム〜1周目クリア〉
サンズの用語解説は超ドキドキしたし、裁かれるかと思って焦った。
ニューホームの演出はちょっとくどい。
せめて2周目から台詞送りさせてくれ!
アズゴアはトライデント出すモーションがカッコいい。
一応強かったけど、アンダインとメタトンEXに何度も殺されたのに比べればそこまで心折れなかった。
むしろ午前一時にアズゴアを倒し終わったらオメガフラウィーが出てきた時の方が心折れかけた。
アイツマジなんなん???
でも最後見逃したらちょっと萎れてて可愛いかった。

〈1周目エンド〉
トリエルが女王になって、ホームレスになったアンダインが骨兄弟宅に居候するエンドだった。
主人公との再会を心待ちにしてくれるパピルスが天使すぎてヤバい。
でもアンダインがバリアぶち破って殺しに来たら怖すぎて泣く。

〈2周目しんじつのラボ〉
審判の廊下手前でセーブ&リセットしてサンズの部屋のカギ貰ってからでも行ける。
金欠で突入したらポテチが1つも買えなかった。
アマルガムお金くれないナンデ…。
人体実験レポート読み進むのバイオ的で好き。
メモリーヘッドは一番ホラーだった。
わんさいぼうは人懐っこいゾンビ犬みたいで可愛い。
レモンパン素のスピードだと避けきれなくね?
おわらいちょうのお母さんはなんか無性に悲しくなって泣きそうになった。
しかし全員のご飯がドッグフードってちょっとどうなんアルフィー???

〈アズリエル戦〜Pエンド〉
アズリエルくんがあまりにもレインボーで爆笑した。
弾幕もかなり魔理沙的な派手さ。
いぬのおとしもの使ったせいで「ゆめ」が全然増やせなくなってしまい、もう笑うしかない状況に。
最後の展開はわりと王道な感じだった。
最初の人間の棺桶に初期装備のほうたい落ちてたけど、主人公やっぱり死体なのか?
地上ではトリエルママと一緒に行った。
夕日を背に手を引かれて行くところ好き。
エンドロールはみんな面白かったけど、アーロンがオバケ怖がってるのに心霊調査員にされてて可哀想で笑ってしまった。

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もっと書きたいことはあるけど感想は以上!
花に平和な暮らしを邪魔するなと念押しされたので3周目はやってない。
不思議な気分になるRPGなので良かったらどうぞ!
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