長編 2

□第五夜
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少しずつ
白いベッドの上で意識を飛ばし始める



彼は



彼等はどうしたんだろう……







ゆっくりと
ぬるま湯の闇に沈んでいく










「……見つけたよ…ミヤビ…」


日が白い室内を少しずつ紅に変えていく


男が一人
カルテに載った名前を指先でなぞる





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