最近しけたポテチにはまり中(*^ω^*)!!

□SOS!
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それはいつもの帰り道。

偶々玄関で一緒になった中学の時の顔馴染み、ハム子と下校を共にしている時だった。



「ねーハム、最近どうよ」

「ハムじゃねえから、公子だから!…で、どうって何が?」

「そんなの決まってるじゃない!若人しか楽しめない青春よ、青春」

「素直に好きな人できたかって聞けよ」

「もう、ハム子ったらそんな冷たいこと言わないのっ」

「うわウザ!中学の時にも増してウザくなってるんですけどこの子!ていうか何、公子って言ってんだろしつこいんだよ!」

「子、つけたんだからええやないかい」

「なんで関西弁?しかも良くないから!いい加減キレるよあたし」

「あ、ボンレスハムのキレたとこ見てみたいかも」

「ねえわざと?わざとだよね」



相変わらずなノリを懐かしみながら、隣を歩くハム子の顔をじっと見つめてみた。

やっぱり昔と何ら変わっていない、ハムだ。



「だからハムじゃねえって言ってんだろ!」

「あ、読心術得とくしたの?」

「なわけあるか!顔に書いてんだよハムって!」

「いやそれはお前だろ」

「あれ?何か今一瞬キャラ変わった?顔に影入ってなかった?」



意味の分からないことを言うハムを無視して、あたしは歩くのを続ける。

ふふふ、キャラなんて変わるわけないじゃない、ハム子のくせに変なこと言うんだから!



ぱしゃん。

突然妙な音がしたので横を向けば、先日降った雨のせいでできたであろう水溜りに足を突っ込んでいるハム子がいた。



「…あんた何やってんの」

「っつめた!何これ意味わかんないんですけど!」

「意味わかんないのはお前だよ!」

「せっかく買ったオニューの靴がぁぁぁあ!絶対許さねえかんな!」



なんだかよく分からないがテンパリまくっているハム子。

慌てて水溜りから出ようとしたのが運の尽き。

なぜか滑って後ろから倒れこんだハムは、背中から水溜りを浴びることになった。

うわ、水溜りハム子にのしかかりされて可哀想。



「ちょっとォォォ!そこは普通あたしの心配だろ、なんで水溜りの心配してんだよ!」

「人類の95%が今のを見て水溜りに同情すると思うよ、うんうん」

「何それムカつくんだけどォォォォ!」



水溜りから起き上がりギャーギャー騒ぐハム子は、最早水浴びをして騒ぐブタにしか見えなくなってきた。

一般の通行人も得体の知れないハム子に警戒の眼を向けている。

ハム子、ちょっとはダイエットしたほういいよマジで。




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