グロッチ・ストーリー〜心の闇物語〜

□ダウと呪いとかまっちと
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とんでもない事を聞いてしまった。ブンブンは困惑し、かまっちに問いかけた。
「本当、なの?」
「ええ。本当よ。ブンブンちゃん。」
「本当さ 呪われてるのさ この町は。」
3人に言われたら信じるだろー。しかも、『かまっちを信じる』って言った?いや、頷いたもんねぇ。

ブンブンはなんとか受け入れようとした。かまっち達を信じたのだが、どうも、受け入れられなかった。
「なっ、なんで。」
「俺らもわからないんだ。だけど、魔法が原因だってことはわかってる。」
静かにかまっちは呟いた。
「魔法が、町を…。」
まだ、理解ができない。魔法の存在もまだ5割くらいしか信じてなかったのに、それが町を呪うなんて信じがたいことだった。



「ちょっと、詳しく聞かせて。」
秀才の悲しい性。疑問があるものには何とか答えまで導くまでいてもたってもいられないのだ。


「わかった。君も話してくれたしね。僕も話すよ。」
そう言ってかまっちは小さく笑った。
その顔を見て、ブンブンは頷いた。
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