ハマリモノ
□アビスSS集
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[うとうと]
「アッシュ、こんなトコで寝たら風邪ひくぜ?」
「ん…あぁ」
どうやら本を読んでた途中で寝ちまったらしい
「寒くない?膝かけかなんかもってくるよ」
「……ぃや、いい。」
「そ?」
「あぁ…それより…」
グィッ(抱き寄せ)
「ぅわっ!?」
「こっちのほうが暖かいだろ?」
「ぇっ…と…うん///」
「日向の匂いがするな…」
すりっ(髪に擦り寄る)
「あ…外いたから///」
「お前だって太陽だよ…」
チュッ…(生え際に)
「ァ…アッシュ///」
「俺の太陽はお前だろ?」
「アッシュ…///」
日だまりのなか
自らの髪のように頬を朱く染めた赤い青年に
紅い青年の唇がゆっくり…ゆっくりと近付いた
そして――――
ガタンッ!!
「ハッ!?ルーク、何処だ!」
バタンッ
バタバタバタバタ………
部屋に残ったのはヴァンから借りた恋愛小説(ヨダレ付き)だけだったトサ…
めでたしめでたしv
完