新撰組連載
□はじまり
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二階に足を運ぶ。
池田屋事件の模型が並ぶ。
刀や、資料。
坂本龍馬の像もあった。
底知れぬ感動と、切なさが入り混じる。
でも、彼らの一生の一部をここで見れたのだ。
そう思うと、本当にきてよかったと思う。
一つ一つをじっくりと見て、次は近くの霊山聖域。
坂本龍馬と中岡慎太郎のお墓があるところ。
同じ目線から、京都の街を見下ろせることにまた感動してしまった。
幕末かぁ。
こんなただなんの変哲もない現代なんてつまらない。
幕末だったら、新撰組にも会える。
もしかしたら、龍馬や奇兵隊にも…。
そう思いながら龍馬の墓にふれた。
とたん。
触れた指先から凄まじい光が。
そして気づいた時には
奈美はその場から姿を消していた。
そして、物語は序章を迎える。