銀魂

□10分500円
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真撰組で温泉旅行にくることになった。
すべてあのゴリラのせいだ。

「お妙さんが温泉旅行行くらしいから、俺たちも行くぞ」
興奮し出す隊士たち。

「おい沖田」
「りょーかい」

ドッカーン

沖田のバズーカで取りあえず一喝。

「「「温泉旅行行かせて下さい副長ォォォォォ!!」」」


――――――――――
―――――

で。今に至る。

温泉旅行と言えばあれだよね。
マッサージ機10分とか15分でぼったくり?ってぐらいお金取られるアレだよね。
おい!今、温泉旅行と言えば卓球だろとか思った奴。
取りあえず沖田のバズーカくらっとけ。


俺は風呂上がりのあの妙なテンションで
マッサージ機に座る。
10分500円だとよ
あーあー高い高いよ。

ウィーン

あ、意外と気持ちいいよコレ。
ちょっとまて?
足のマッサージしてるとこフィットしてねぇよね!

「何やってんでィ土方コノヤロー早く死ねよ」

「喧嘩売ってんなら今すぐに買ってやりてぇが、取りあえず沖田協力しろ」
「は?協力?」

だろーよ。薄々気付いてましたよコノヤロー。

「何やればいいんですかィ?」
あれ、意外な反応だな。明日雨降るぞ。
「足のとこちょっと操作してくれや」
「ヘイヘイわかりやした」

ぼたぼたぼた…

沖田は操作するどころか
手に持っていった炭酸飲料を俺の顔面にかけてきやがった
手のマッサージ機能も付いてるから身動きとれねぇ畜生。

「お…おい!沖田!ちゃゴボゴボうおっゴボゴボ」
「何言ってるか分かんねぇよ」飲料が口に入って喋れねえ。
炭酸が目に染みる。パチパチする。

「やりてぇなら自分で操作しろ土方死ねよ」

ぴぴー

「あ…」

10分終わっちまったじゃねーかぁぁぁぁ!
俺の至福の10分間が儚くも崩れ去った。

「ったくどおしてくれんだよ沖田死ねよ」

「土方死ねよ。出来るだけ苦しんで死ね」

ドッカーン

「死ね沖田」

バッコーン

「死ね沖田あ、間違えた。土方死ねよ」



「全く、あの人たちは元気なんだから。バズーカで温泉ぶっ壊さないで下さいよ」


山崎あ、間違えたジミー黙れよコノヤロー。

「沖田死ねよ」
「土方死ねよ」
「沖田死ねよ」
「土方死ねよ」



あぁもう。
早くマヨネーズが食べたい。


fin.
090801


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