S W E E T ★

□近くで感じる
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今日は久しぶりに
休みが取れた。

のだめはまだ寝ている

俺はいつもよりゆっくり
洗濯をしている。


休みがとれるのは
久しぶりだし、
本当はまだ寝ていたい


だけど俺はアイツに
喜んで欲しいから
ある考えがあるんだ。



「むきゃっ…せんぱい?」

寝室から布団をはぐ
わさわさとした音が
聞こえてきた、



とことこと俺に
近づいてくる足音。


「うわぁ…何だよっ?」

俺にいきなり
抱きついてくるのだめ、


予想内のアイツの行動。


「せんぱぁーい」

「なんだよ?」

「お腹すきましたー」


これも予想内。


「キッチンに用意
 スープしてあるぞ」

「はぅん、さすが夫…」

  「……。」


「せんぱい、否定は?」

  「…ん?」


いつものように
夫じゃないって
否定しない俺に
不思議がるアイツ、


上目でこっちを見る
のだめは可愛い、



 「…ぴぎゃ……」


  膝を折りのだめに
  顔を近づかす俺、



  ちゅ、


そのまま浅い
キスを交わす、


「のだめ可愛い」

「先輩優しすぎて
 恐ろしいデス、
 何をたくらんで
 いるんですか?」


 「ん?何も」

 「気持ち悪いデス…
  あ、今日って…」


 「気づいたか?」

  「はいっ!!」


そう、今日はのだめの
生まれた日なんだ。
お前が生まれた大切な日

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