我等無敵の生徒会!
□八時間目
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それでは、各ヶの練習風景を見てみましょう!
ドラム&ボーカル
こんにちは、雫です。
今、犬に連れられて軽音部にきてます。
「やあ、悪いね、急に頼んじゃって」
「気にすることないさ。この学校は部活の出し物ないから気楽だよ。壊さなければ、好きに使ってかまわないから」
「ありがとう、助かるよ。それから・・」
「猫柳雫、です」
「栗鼠理人でっす!」
「ボーカルの子ね、よろしく!あたしは部長の要明良(カナメアキラ)。こうみえても一応女だから」
要先輩は、ボーカル担当で、一瞬男かと思うぐらい、中性的な顔立ちの持ち主。
名前も男っぽい・・・。
なんだろう、この学校って、美男美女の集団なのかなって思った。
とにかく、優しそうな先輩で、雫は安心しました。
あれ、作文・・・?
「それじゃあ、2人をよろしくね」
「まかせなさいって。完璧にしてあげるから」
「よろしくお願いします」
「へえ、雫ちゃんは歌うの好きなんだ?」
「はい」
ただいま練習開始してからすでに30分。
長く声出してるのはダメだと言って、今は10分間の休憩中。
「にしてもやっぱ要先輩歌上手ですよね」
敬語とかキモチ悪っ!((酷くない?!by理人
「そりゃ伊達にボーカルやってないからね」
「いーなーかっこいいなー」
「理人は無理。ほど遠いよ」
「失礼極まりないぞお前」
「面白いね、2人とも。コンビみたいだよ」
「こんな相方死んでも嫌です」
「ブロークンハートッ!!」
「そうかな?いいと思うけど。そろそろ、再開しようか」
「はーいッ。ほら、理人そこで死んでたら邪魔だよ」
「ううっ(もうやだこの子。意地悪すぎるこの子。泣けてくるんだけど)」
「仲良くやってるみたいだね。良かった」
犬は3人を見、楽譜に目を戻した。
「さて、僕も頑張らないと白兎に殴られちゃうよ」
その様が目に浮かんだのか、また練習を始めた。