★MGS小説2

□悪戯
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「いいかい……これは現実じゃないからね、これからする事は普通の実験と何ら変わりない。だからあまり気にしないこと」
言いながらオタコンは持っていたノートを机に放り投げ眼鏡を外し、メイリンの唇を乱暴に貪った。濡れた舌先が唇を割って入り、メイリンはたまらず小さな声を上げた。
「……ちょっと、待っ……」
せっかちな手はもう、メイリンのシャツのボタンを外し始めている。下着の上から胸を揉まれ、息が上がった。
「ねえ、やっぱり……やめない?」
熱く疼く体に不安を覚えて提案した意見はあっけなく却下された。
「君が言い出した事じゃないか……それにVR下で満足にできるかどうかは、僕も興味あるしね」
オタコンが洗練させた高度なVRシステムがこうした「高度な娯楽」に使えるかどうか試したら面白そうだと実験中に言ったのはメイリンだった。だが、最後まで試さなくてももう十分な結果は得られている。やや荒っぽい愛撫に体の奥は早くも火照り始めていた。
「僕がここで君にどんな事をしてもそれは現実の出来事じゃないんだから、深刻に考える必要ないじゃないか」
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