★MGS小説

□患者の見解
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ワンピースと下着を脱がせると、白くて大きな乳房が目の前に現れた。弾力があり、つんと上向きに張っている。
「見てるだけ?……触らないの?」
悪戯っぽい笑みを見せ、俺の手を取って誘う。そのまま手を這わせると俺の手で覆っても少し覆いきれないくらいの十分な質量があった。心地よさにたまらず顔を埋めると微かな香水の香りが鼻腔を擽った。
充血してふっくらと起っている先端に舌を這わせる。それだけで過敏に反応する彼女を困らせたくなり、俺はそこを重点的に愛撫する事にした。
おざなりになっているもう片方のそこを指で転がし嬲りながら夢中で吸い付くと、彼女の唇から焦れるような声が漏れた。
「あ、そこ……ダメ…っ…」
顔を見上げると伏せられた目は潤んでいた。見られている事に気付いたのか恥ずかしそうに俺から視線を外し、瞼を閉じる。
羞恥心に苛まれている彼女の姿は、俺を興奮させるには十分すぎた。滑らかなストッキングで包まれたままの脚を左右に開かせ、俺は二度目の挿入を試みた。
しっとりと濡れそぼったそこに押入れるとコーラルピンクの唇から鼻にかかったような声が漏れたが、俺は構わず突き上げた。
先ほどよりも乱暴に扱っているのに、彼女は悦んでさえいる様子だった。俺の名を時折呼びながら小さな手で俺の二の腕を掴み、胸に顔を埋める。
恥らっているようなその素振りとは裏腹に、俺の腰へと脚を絡める。より深くなった結合に俺は身震いした。
「ねえ……もう、私……っ」
「……まだ早いだろ、先生」
抱きつかれ軽く爪を立てられた背中の痛みが今まで眠っていた嗜虐心を呼び覚ましたようだった。小刻みに震える脚の位置がずれ、履いたままのパンプスのヒールがひやりと俺の尻へと触れた。
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