★MGS小説

□患者の見解
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「ね、気持ちいい?」
気持ちよくないわけがない。彼女の上下に動く手の中で硬くそそり起っているそれは、もう既に限界を感じ始めていた。細い指が先端のふくらみと窪みへ滑り、俺を愛撫する。
「……いつまであんたは服着てるつもりなんだ、そろそろ脱げよ」
俺だけが下半身を剥かれ弄ばれているのはやっぱり面白くない。ワンピースの裾から手を入れ太ももの外側から尻を触ると、そこはしっかりと張りがあって滑らかだった。
「や……だめよ、擽ったいじゃない」
諌めるにしては甘い声を出して身をよじる。触られると弱い場所なのかもしれない。俺は調子に乗って下着の裾からさらに奥へと指を進めた。
「んっ……あっ……」
そこは既にびっしょりと濡れていた。キスと軽い触りあいしかしていないのにこんな状態になっている事を考えると、やけに興奮してしまう。
「もうっ……やめてったら……」
指の腹でふっくらと充血した入り口をなぞると、彼女は俺から逃れるようにソファーのクッションへと倒れこんだ。力が抜けて開いた脚の間から白いレースの下着がちらりと見え、余計に扇情的な眺めになってしまっている。
「脚、上げろよ」
俺に言われるまま脚を上げる。白いレースの下着を脱がせて左右に大きく開かせると、彼女は恥ずかしそうに片手で顔を覆った。
もう我慢ができなかった。深さもあり気持ちが良さそうなそこに硬くなったものを押し入れると、驚くほどスムーズに滑り込んでいった。
若干狭いと感じるものの柔らかく熱い。中をかき回すように動くと、彼女の腰も俺の動きに合わせて吸い付くように蠢く。すぐにでも達してしまいそうな快感に、俺は呻いた。
「ね……構わないからそのまま、出して」
火照った顔で俺を見上げ、甘い言葉を囁く。挿入してからまだいくらも経っていないというのに、俺は言われるまま彼女の中で達した。
「あなたって意外と素直なのね、可愛い……」
満足そうな笑顔で言って。外見に似つかわしくない貪るようなキスをする。濡れた舌が俺の唇を撫で、俺の舌を彼女の中へと誘った。
どくどくと脈打つ俺を彼女の粘膜が断続的に締め付け、再び高めさせようとする。感じやすい両方の粘膜を同時に弄ばれ、俺は二度目の快楽に身を任せる事にした。
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