†Silver soul†
□Endless chain〜永遠の鎖〜
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数時間前…
まだ日も昇りきっていない朝方…。
晴太はまだ寝ていて、日輪は月詠の見廻り帰りを待って朝早くに起きてお茶を用意していた。
しばらく待っていると月詠が帰ってきた。
「なんじゃ日輪、起きておったのか」
「ご苦労様、月詠
お茶入れてあるよ」
「わざわざすまんな」
茶屋にある座敷に腰掛けて茶を日輪から受け取った。
「今日の朝の見廻りはどうだった?」
「泥酔していた遊女がいたくらいじゃ
軽く説教して帰した」
「そう、この街も随分と平和になったわね」
「あぁ…銀時達の御蔭でな…」
今の吉原は軽いいざこざは毎日のようにあれど、麻薬や裏での殺人のような大きな犯罪はかなり減っていた。
「銀時達が師匠の一件を解決してからじゃな」
「そうね
夜王の件も銀さん達がいてくれたから解決できたんだもの」
「あいつらには感謝してもしきれんな」