†Silver soul†
□誰が為に陽は昇る
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「別にいいじゃねぇか…」
「屋内ならまだしも野外でこんなこと出来るか……銀時?」
月詠が説教している間に銀時は膝の上で寝てしまっていった。
最初は叩き起こそうかと思った月詠だったがやめた。
銀時があまりにも気持ちよさげに寝ていたからだ。
「……わっちの膝はそんなに寝やすいでありんすか?」
銀時の髪を弄りながら答える筈もないのに問う。
その時の月詠の顔は本当に優しい笑顔だった。
「全く…自分勝手なヤツじゃ…」
月詠は銀時の頬を撫でながら目を閉じた。
「……なるほど…」
「……たまにはこんなのもいいな…」
正午過ぎ
暖かい太陽の光が二人を包み込み、穏やかな時間を過ごせたとか
END
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