†Silver soul†
□worry
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その後、ちゃんと準備して月詠は待ち合わせ場所の茶屋に向かう。
「よぉ…久しぶりじゃねぇか」
そう言ってぷらぷら手を振る天然パーマの男坂田銀時。
やる気のない死んだ魚のような目をしている。
「(なんでわっちはこんなヤツに惚れているんじゃ…)
おぉ…久しぶりじゃな。」
と内心思いながらも挨拶を交わした。
「なんだぁ?元気ねぇじゃねぇか…なんかあったか?」
「……い…いや…」
変なところでこの男は鋭い…
「…なんでもない」
「そうか…」
「で、今日は何用でござんすか?」
タバコを吹かしながら銀時に尋ねる。
「ちょいここの様子見に来たネ、いつ春雨にまた襲われてもおかしくないアル。」
銀時の後ろからひょっこり神楽が出て来て答える。
神楽は銀時の首に腕を回し後ろから抱き着いている。
月詠はそれを見て少し苛立つが見せないように…
「そうでござんしたか、今の所は何の問題もない。ぬしらのおかげでな。」