甘夢

□こんな雨の日には
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今日は朝から雨が降っている。
天気予報によると、このまま夜まで雨はやまないらしい。

俺は部屋で本を読んでいた。
今日は愛しの彼女とデート。

最初、この日が雨ってきいた時は最悪だと思った。
せっかくのデートの日に雨だなんてさ..本当についてないよ。

だけど君は、雨が好きだから。

俺ははっきり言って、雨は嫌い。
晴れてる日に太陽にあたりたい感じ。

でも君は雨が大好きなんだ

そんで、雨だから今日は俺の家によんだ。
(あ、別に変なことは考えてないよ?)
約束の時間まであと少し。
俺は緊張を、本を読んで紛らわしてる訳。

それにしても。
彼女を家によぶのは久しぶりだなー...
前来た時は親がいてさ、俺のお母さんと彼女が意気投合しちゃって、俺が忘れ去られてたんだよね。

でも今日は親いないし。
(何回も言うけど、変な意味じゃないよ?)

雨は結構ふっていた。
こんな雨のなか、君はこれるのだろうか。
あんなに細い小さな弱々しい身体で、辿り着けるのかな?
やっぱり迎えにいくべきだったかな...

約束の時間まであと二分。
君が早く来ることだけを考えた。

だいすきな、君。
本当に本当に大切な、君。
全部が愛おしいと思える、君。

本気で人を好きになったのも、たぶん君。


「あー..やっぱり迎えにいこうっ」


迎えにいって、俺の家にいれてあげて、俺の部屋でいろんなこと話したりして、あとは..その場の雰囲気にまかせよう!
(結局、そういう考えになっちゃったけど)

俺はにやける顔を叩き直して、愛する君の元へ向かった。





(君をずっと、想っていよう)



END
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元、拍手夢★
お相手は野澤くんということで。
雨が嫌いな方は、ごめんなさい!
管理人は雨が好きなんですよお!



綾瀬 09,05,31〜

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