初恋迷宮

□ルームメイト
1ページ/6ページ





それは、ガキの頃の小さな恋


俺の、初恋






『っ…む、くろ!やだ!いなくなったらいや!』

『ごめんなさい、隼人君。でも、僕は行かないと…』

『っ…むくろ…』

『泣かないで下さい、必ずまた逢えますから。僕は隼人君を忘れたりしません。
隼人君も僕を、忘れないで下さいますか?』

『忘れないっ!忘れないから……』

『ありがとうございます…また、逢いましょう』






あれから6年


ようやく俺は、アイツを……骸を見つけた








「親父!俺、日本へ行く!!!」





いつか、なんて待てない




だから俺から逢いに行く…―――




 
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ