初恋迷宮
□ルームメイト
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それは、ガキの頃の小さな恋
俺の、初恋
『っ…む、くろ!やだ!いなくなったらいや!』
『ごめんなさい、隼人君。でも、僕は行かないと…』
『っ…むくろ…』
『泣かないで下さい、必ずまた逢えますから。僕は隼人君を忘れたりしません。
隼人君も僕を、忘れないで下さいますか?』
『忘れないっ!忘れないから……』
『ありがとうございます…また、逢いましょう』
あれから6年
ようやく俺は、アイツを……骸を見つけた
「親父!俺、日本へ行く!!!」
いつか、なんて待てない
だから俺から逢いに行く…―――