魂の大乱闘
□フィギュア界への招待状
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死武専敷地内の林の中
何故かそこには一本のバナナの木が生えていた
「……椿、死武専にこんなのあったか?」
「初めて来たときには無かったと思うけど…」
修行を中断してあたりを見回してみたが、特に変わった様子はない
「どうする椿?先生に伝えとくか?」
「そうね、職員室に行きましょう」
「その必要はねーぞ?」
「「!!!??」」
俺たちの背後からの声
「誰だお前…」
振り返ると茶色いシャツに赤いネクタイ、シャツよりもこい色の髪をした長身の男が立っていた
俺様よりBIGなんてムカツクぜ
椿よりも高そうだ
「どうしてその必要は無いんですか?」
「犯人は俺だからだ」
「……え?」
こいつがここにこの木を?
「でも死神様の許可なしには…」
「大丈夫、許可はとった
問題なんてひとつもない」
「問題おおありだ!ダンナは許しても俺は許さねえ!
俺様のステージにでかでかと障害物を置くんじゃねえ!」
「じゃあこの木もステージの一部にすればいいんじゃないのか?この木のてっぺんの見晴らしは最高だぞ」
「何ィィイ!?お前、意外と話がわかるヤツだな!」