スキップ・ビート!
□enemy enemy enemy!!
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それは、メイクさんの些細な一言から始まった。
「あら、京子ちゃん、ちょっと胸のサイズ変わったわね」
「え、ええッ!? そうなんですか!?」
「そうよ〜。衣装がちょっときついもの。まあ、直すほどじゃあないけどね。ダメよ、芸能人なんだから自分の身体のサイズくらい把握しとかなきゃ」
「は、はい……」
「下着も買った方がいいわよ。合わないのつけてると、体型が悪くなっちゃうからね」
「分かりました、気をつけます!」
予想外な、しかし嬉しいことを教えられ、キョーコは元気いっぱいに返事をした。
そんなやりとりを聞いていた者が二名。
キョーコの控え室右隣は、先輩・敦賀蓮。
そして左隣の控え室には、親友・モー子。
火蓋は切って落とされた…………!!!