りゅき☆すた

□第8話 選択
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「んあ〜、やっっと退院できるぜー。病院の中退屈なんだもんな〜」




病院の待合室で、シンジが思い切り伸びをする。



戦いから数日、ゾルダの放ったエンド・オブ・ワールドによりシンジ達は入院を余儀なくされた。
だが思ったよりも怪我が軽かった事と、怪我の治りが常人よりも優れていたためか、シンジはこうして異例の早さで退院することができていた。




「いや〜早めの復帰で助かるよ。宿題写す人がいなくて困ってたんだよね〜」



「って、そっちかよ!」




と、こんなやり取りも数日ぶりである。




「そういえば、かがみがまだ来てないね。…やっぱりまだ…」



「…ああ。ありゃ相当重症だな」




そう言って二人は顔を見合せ、ハァと深くため息をつく。


とその時、病院の廊下の方からパタパタとせわしなく走ってくる人影が現れたのだった。



「…ハァ…ハァ、お待たせしました、こなたさん!シンジさん!」




そうやってこなたとシンジに丁寧に挨拶したのは、柊かがみその人だった。








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