タレ文詩(過去)
□愛の旅人
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夜の帳が降りる頃
私は貴方を探しに旅に出る
興奮に包まれた街を抜け
海の見えるところまで出た頃に
丸いお皿が真上まで来ていることに気付く
周りを見ると私しかいなくて
私一人が地球にいるみたいに思える
海風が少し冷たくて
心細さを感じさせるけど
星達のおかげで一人じゃないと安堵する
月が淡く輝く天に溶け
雲雀が朝を告げる時
それと同時に貴方探しもタイムリミットになる
結局いつも会えないけれど
これだけは覚えておいて
また、夜の帳が降りる頃
私は貴方を探しに旅に出る・・・