鳳宍小説
□声を聴かせて
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ペースを握った宍戸が鳳の首筋に赤い斑点を残し
区部から胸へ、胸から腹部へと下って行った。
_______最初は確か胸からだったよな。
いつも鳳がやってくれるように宍戸は自分の口を
鳳の2つある突起のうちの1つへと運んでいく。
そしてその小さい粒を口の中へ含むと何回も舐めまわす。
甘噛みしてみたり、執拗に舌てつぶしてみたり
いつも鳳が自分にしてくれたことを思いだして必死にしゃぶりつく。
「……っふ…はぁ……っ…」
時々卑猥な声を洩らすものの宍戸は自分が攻めであることに快感が湧き鳳を喘がそうと必死だ。
「……………」
しかし鳳はいっこうに声を洩らそうとしない。
それどころか感じている気配すらない。
_____気持ち良くなかったか??
宍戸はとたんに不安になる。
そしてちらっと鳳の顔を盗み見る。
鳳はというと、いつもの余裕の笑みが消え
手の甲で口元を押さえ日誌に快感に耐えていた。
____こんな長太郎…初めて見た……。
いつの間にか宍戸は小さな通から口を離していた。
快感がなくなったことに不思議に思った鳳と目が合ってしまった。
「……なんで…喘がねぇ〜んだよ……」
宍戸は照れながらも尋ねてみた。
すると予想外れな答えが返ってきた。
「理性に耐えてるのに……今のは貴方が悪い!!」
そして今まで宍戸が上だったのだが、急に宍戸を下へ持っていき鳳がまたがっている状態にした。