ノベル(短編集
□ひぐらしょーせつ
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―昭和58年6月―
学校へ行く途中、道のすみっこで変なロボットがあるいていた
「……。」
ウイーンウイーン……
「な…なんかいる…!?」
俺は怖くなって逃げ出した。ロボットはそのまま通り過ぎていった
タッタッタ…
「ふぅ…。」
そして、俺は学校でそのことを話してみた
「ぷぷぷ…そんなのあるわけないじゃん!!圭ちゃんも嘘が下手だねぇ…!!」
「本当なんだぞ!!マジでいたんだって!これくらいのロボが!!」
「はいはい。わかったわかった。もうすぐチャイムが鳴るから早く席についたついた」
「……信じてないだろ…」
「え〜?しんじてるよ〜?おじさんはしんじてるよ〜」
―本当かよ……?
カラーンカラーン
俺が席についた頃に、ちょうどチャイムが鳴った。
その瞬間ガラガラッと教室のドアが開いた。
そこには珍しくバンダナをかぶった知恵先生が入って来た…
「はい、委員長号令!」
「き…起立!礼!着陸!」
ガタガタッと委員長である園崎魅音の号令に従い生徒達は一斉に動き出した。
言うならば、某国の軍隊みたいにピッタリと息が合っていた……
―ていうか今着陸って言わなかったか…?
先生の頭に関しては、誰もつっこまなかった。
そして、今日も一日が始まるのであった。