世界の物語

□第15話「買い出しにて」
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カノンノ「ディセンダーは、ただいつも正しいと思った事をやるの、そしていつの間にか世界を守る大きな存在になるのよ」



本を閉じて、両手で本を抱きしめる。



カノンノ「憧れなんだ、そんな風に生きられたらいいなって」


リィアナ「うん」


カノンノ「海から聞こえる声、私にとっては幻でも何でもない、私には本当に聞こえるから…リィアナはそう言ってくれたよね」




その場から立ち上がりカノンノはリィアナを真正面から見つめた。



カノンノ「だから、自分が正しいと思った事を信じる、絶対、私を呼ぶ声に会うの」


リィアナ「カノンノなら、大丈夫」



何の根拠もない言葉。

だけど不思議と本当に大丈夫なんだって思えてき、彼女は嬉しそうに大きく頷いた。























――…‥




バンエルティア号を工事というより改装といったほうがいいだろうか。


メンバーは自分達にできる最低限の片付けを始めている。


リフィル、ジェイドそしてキールは古代文字の解読。

リッドとカイウスは期限が切れそうな食材の始末、ティア、ファラ、ルビアは洗濯・掃除…という風な感じである。






(私も何か手伝えることないかな)




することが見つからず、リィアナは船内を歩きだすことに。
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