世界の物語

□第7話「保護」
2ページ/5ページ


グランマニエの要人、関係者の捜索・保護に名乗りを挙げたファラ、付き添いのリッド、ルカの三人はアメールに向かいジェイドとティアという女性と合流を果たし、そしてリィアナ達の所にということだったそうだ。


そしてグランマニエの人達をバンエルティア号に無事保護した。



(グランマニエ…前にカノンノが言ってた、国際的にも影響力を持つ大国だって)




ジェイド「出来ればこれからグランマニエに向かって頂きたいのですが…」


直ぐさまリィアナの隣にいたキールが答える。


キール「残念だったな、この船は近海しか移動できない」


ジェイドは残念がるそぶりを見せないどころか至って普通に「そうですか」とさらりと流す。
手を顎に持っていき考える体勢のままチャットにを見た。


ジェイド「では、こちらでよい策が見つかるまでしばらくご厄介になりますよ」


満面の笑みを向けられチャットは「む…」と顔をしかめるが、仕方ないと溜息をはいた。


チャット「…それじゃあ、ゲストとしてお迎えします」

ジェイド「感謝します」









―――…‥










リィアナ「?私を?」



ホールを出ていく際にチャットに呼び止められたリィアナ。


チャット「はい、彼らはゲストルームにいますのでまた顔を出してください」

リィアナ「わかった」

チャット「それから猫は無事見つかったみたいですよ、飼い主のところに戻っていたそうです」

リィアナ「見つかってよかったね」



リィアナの言葉にチャットは苦笑しながら預かっていた書類に目をやりながらホールをあとにした。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ