世界の物語
□第14話「ジャニス・カーン」
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リィアナ「話?」
チャット「ええ、他の皆さんにはもうホールに集まってもらっています」
依頼を遂げて帰ってきたリィアナにチャットからの召集。
何でもジェイド、リフィルからの報せでメンバー全員に伝えたいらしい。
ホールに着くとジェイドとリフィルはもちろん、メンバー全員が集まっている。
ルカ「あ、リィアナ」
アニス「遅いわよ〜」
梯子入口の1番近い椅子に座っていたルカ、アニスがリィアナに気付く。
みんなも少女に気付いて視線を寄越す。
彼らを見てリィアナは声をかけたルカ、アニス二人の所まで行き、彼らの隣に座った。
それを確認しリフィルが口を開く。
リフィル「みんなに集まってもらったのは他でもない【ラルヴァ】のことよ」
【ラルヴァ】という言葉にホールにいる全員が反応する。
ラルヴァ…マナの恩恵が少ないナパージュ村に突如導入され、未だに性質等がわかっておらず危険だとリフィルが訴える謎のエネルギー。
ルーク「何かわかったのか?」
リフィル「ええ、私たちと別行動を取っていたクラトス、ジーニアス、プレセアの調査でね」
そこへ青い服の一人の少年がリフィルの横に歩みでた。
この少年がジーニアス・セイジ。
名前からわかるようにリフィルの弟であり、天才と呼ばれる頭脳を持った少年。
ジーニアス「ボク達は大陸を渡って幾つかの情報を掴んできたんだ」
クラトス「まずラルヴァを開発したのが《ジャニス・カーン》という男だということ」
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