世界の物語
□第13話「記憶を知る人物」
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タ、…―
(誰?)
タ…、テ…――
(あなたは誰?)
イ……、―…ウ…―
(苦しいの?)
ディ…、ン……――
(ディ…?)
ファラ「リィアナ!!」
リィアナ「!」
瞼がバチッと開き、リィアナは軽く放心状態。
写ったのは見慣れた自分の部屋の天井。
何故か指が手が、足も動くことを確認してからベッドから起き上がる。
傍にはファラが心配そうにして見ている。
ファラ「大丈夫?中々起きてこないから心配したよ、今だって少しうなされてたから…」
そう言われてリィアナは手を見てみると手は汗ばんでいた。
リィアナ「…大丈夫。それより、私、長い時間寝てたんだ」
ファラ「うん、だってもうお昼の時間だよ」
リィアナ「ごめんね」
寝坊したことへの謝罪をするリィアナにファラは首を振る。
ファラ「今日は依頼一つしかなかったから、それにリフィルの仲間が来てくれて依頼とかやってくれてるから丁度よかったのかな」
リィアナ「仲間?」
ファラ「【ラルヴァ】について調査に出ていたリフィルの仲間が朝、バンエルティア号に合流したんだよ」
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