世界の物語
□第3.5話「計画」
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チャット「と、と、とにかく!!これは船長命令です!!!!!」
リィアナ「うん?わかった、船長命令なら休むね」
チャット「あ…」
船長命令なら仕方ないとすんなり納得して機関室を出ていくリィアナに声をかけようとするがやめる。
そんな船長の背後からファラとカイウスが姿を現す。
カイウス「端から見たら職権乱用にしか見えないぞ…」
チャット「仕方ないじゃないですか!あんな目で見られたら言ってしまいそうになるんですよ!」
ファラ「リィアナの目見てたら本当のこと言っちゃいそうになるよね」
くすくすと笑い笑顔で言うファラの言葉にカイウスとチャットは頷く。
と、また機関室の扉が開き物凄い剣幕で入って来る2人組。
キール・ルカ「「ファラ!!!!」
ーーーーガシッ
ファラ「へ?」
駆け足でルカとキールの2人がやってくるなりファラの腕を取り引っ張り出す。
ファラ「何、二人ともどうしたの!?」
ルカ「リッドが〜!!」
キール「あの馬鹿を止めてくれ!!ファラじゃないと駄目なんだ!!」
ファラ「もー今度はなんなのー!!」
連れ去られていくファラを残された2人は手を振って見送った。
あの運動オンチでもあり体力も無きに等しいキールがルカと共にやってきたのだ、相当の出来事なのだろう。
連れ去られたファラに同情しつつ隣にいるカイウスに話を振ることに。
チャット「で、そちらはどうですか?」
カイウス「順調!!………といっても、ルビアのヤツが張り切ってて出る幕がないんだよなー」
チャット「順調なら結構なことですよ、さぁ仕上げて行きましょうか」
カイウス「だな」
リィアナ「私だけ休みくれたんだけど、どうしてだろう?」
イリア「さぁねぇ…いいんじゃない?休んでいいって言ってるんだし〜(アイツら上手いこと言えとあれほど言ったのにッ…)」
リィアナ「イリア?」
イリア「とりあえず!!あんたは何も考えずにあたしと話してればいいの!わかった!?」
リィアナ「何も考えずに…難しいけど頑張る」
イリア「……がんばるってアンタねぇ…」
第3.5話・終