ーBOOKー
□深夜のおやつ
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これは友人から聞いた話
受験勉強のために部屋で猛勉強してたら夜中の2時頃に部屋のドアをコンコンとノックされて
「○○、夜食持ってきたからドア開けなさい」
って母親が言ってきたんだと。
(ドアには鍵がかかっている)
でも、○○クンはちょうど区切りの良いところで休憩したかったので、
「そこに置いといてお母さん」
って言ったらお母さんがそのまま階段をトントン降りていく音が聞こえたらしい。
それから3時頃になってまたお母さんがドアをノックして
「○○、おやつ持ってきたからドア開けなさい」
って言ってきたけど、○○クンは「おやつなんて別にいいよ」
って答えた。
そしたら、
「うるさい!いいからここ開けなさい!!開けろっ!開けろぉ!!!」
って急にキチガイのように怒鳴りだしたんだってさ。
○○クンはビビって開けようとしたんだけど、なんだか嫌な予感がして開けなかった。
そしたら今度は涙声で
「お願い…○○…ドア開けて……」
って懇願してきたけど開けなかったんだと。
んで、10分ぐらい経った後
「チッ」
って母親の舌打ちが聞こえて、そのまま階段を降りていった。
でもそれからすぐに○○クンは思い出した。
今、両親は法事で田舎に帰っていることに…。
あの時ドアを開けていたらどうなっていたかと思うと○○クンは震えたそうな。