精霊の唄(怨霊編)
□出会い(全77ページ)
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───とある高層ビルの地下二階にて。
「ねえ。何か楽しいことはないの?生徒会長」
黒髪の学ランを着た少年は、何かの丸焼きをむしゃむしゃ食べながら言った。
「残念だけど、今は難しいんだよ」
堅太りの女が言った。
「今は?」
「そ、今はね。アンタを喜ばせる為に、あの村の封印を解いている最中さ」
「あの、村人が全員惨殺された村の?」
「ああ。何処かの馬鹿が、呪いを封印したみたいなんだ。封印を解いたら…ふふふ…面白いことになるよ?」
「想像もつかないや。クククク…いいねぇ。僕に想像出来ないことをやろうとしてる君は、本当に優秀だね」
「楽しみにしてな。アンタの喜びは、アタシの喜びなんだからね」
女は何かの肉の料理が乗っているにも関わらず、テーブルに下半身を乗せた。
「クククク…今夜はご馳走だなぁ…。何処で拾って来たんだい?」
女の丈の短い衣服を捲り、下半身の秘部にむしゃぶりつく。
「うちの学校の裏庭に、古井戸があるんだ。そこに落ちてたんだよ」
「ああ…たまらないよ…。いつか、アイツの肉も食べてみたい」
「よっぽど嫌いなんだねぇ。肉親だろう?」
「肉親だからこそ、視界に
入ると殺したくなるんだ。ヘタレで脳みそ入っていないクセに…僕より優秀だと?あの親も、いつか殺してやる」
「どうやって料理をするんだい?」
「いいや、食べない。親は生きたまま関節を全部、ハサミでチョン切るんだ…。アイツらが絶叫して死んでいく所を、早く見たい……」
少年は、真っ赤な汁が滴る何かの骨を、女の二つのあなにねじ込んだ。
「あ…ああ…!」
「何処の骨かな。腕の骨?足の骨?バラバラになっていて、よく分からないな」
女の中身を、ぐちゃぐちゃ掻き回す。
「生徒会長。デザートだ。デザートを出せ」
「………ッ!」
女の下半身から出るもの全部が噴き出される。
「クククク………アアアッハッハッハッハ!!!!!あああ、いいなぁ…。アンタは、最高の女だよ!!!!!」
「…ふふふ…お気に召したかい…?」
「ああ、ああ、上出来だ!どんな肉よりも美味しいよ。しかし、今、すっごく食べたい物は……」
少年は女の体内から出たものを両手に取り、舐め、クスクス笑った。
「聆笥。貴様の肉だ」