ポケモン伝説

□ポケットモンスター伝説(第一部)
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第六話『対決・究極のポケモンとトレーナー!!』


四回目の相手はなんとあの猛獣使いのアキラだった!


サトシ「あ、アキラ・・・・?!」

アキラ「久しぶりだな、サトシ!お前なら必ず来ると思ってたぜ。お前に勝てばちょうど通算1000勝目だ!いくぞサトシ。」

「……行けサンドパン!!」


ピカチュウで応戦するサトシだったが、やはり進化したサンドパンは強くまたアキラの指示も完璧だった。

そして、試合時間は残り二分となった・・・

アキラ「どうしたサトシ!お前はポケモンの力を全く引き出せていない!お前はポケモンを可愛がるだけだ!そんなんじゃ、オレとサンドパンには絶対に勝てないな!!」

サトシ「っ…!オレとピカチュウだってずっと一緒だったんだ!!喜びも!苦しみも!…どんな危機も一緒に乗り越えて来たパートナーなんだ!!」

サトシ「ピカチュウ!!」

『ピカ!』

ピカチュウの尻尾が光をおびる。

(キィィィン・・!)



アキラ「まずいっ…?!避けろ!サンドパン!!」


サトシ「遅いぜ!ピカチュウ。アイアンテール!!」



(ズバアァァアン!!!!)



激しく砂が舞い上がった後、立っていたのは・・・ピカチュウだけだった。サンドパンも何とか立ち上がるがすぐに力尽きるとその場に倒れてしまった。


アキラ「サンドパン!!!」

たったっ・・

試合終了と同時にすぐさま倒れたサンドパンに駆け寄るアキラ。


アキラ「この馬鹿やろうが!!!」



サトシ「なっ・・・!?頑張ったサンドパンに対して、そんな言い方無いだろう!!お前まだそんな厳しい育て方をしてんのかよ!あの時お前は・・」


アキラ「馬鹿やろう・・・・、無理はするなって言ってたじゃなねぇか・・・・。」


サトシ「あ・・・・」

優しく抱きかかえたアキラの目は少し潤んでいた。
サトシはそれ以上何も言わずフィールドを後にした・・・。
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