魔法の部屋

□チェンジ・キャンディー
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「なんだこりゃぁーーーーー!?」
予感的中。鏡に映った俺の姿はリーマスだった。
「どうなってるんだ!? 僕、シリウスになってる!?」
近くで聞き覚えのある声が聞こえた。声がした方を見ると、そこには両手で頭を抱えて鏡を見つめる俺の姿があった。
「リーマスか?」
「え、シリウスなの?」
「どうやら俺ら、入れ替わっちまったみてぇだな」
「い、入れ替わった!? ポリジュースみたいに変身したんじゃないの?」
「変身したんなら監督生バッジはお前の胸に付いているはずだ。だが、監督生バッジは俺の胸に付いてるぜ。ってことはだ、俺らは入れ替わったと推測できるわけだ」
俺の推理にリーマスも納得したようで、黙って2、3度頷いた。
「どうしてこんなことになっちまったんだ?」
「確か、ジェームズのくれたキャンディーを食べてからだったと思うけど・・・」
リーマスのこの言葉で、この騒動を起こした真犯人がわかった。
「「ジェームズ!!」」
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