音楽の部屋2

□翼の折れた比翼の鳥
2ページ/17ページ

「あ」
何の前触れもなく、シャルロットがよろけた。
「おっと、大丈夫か?」
傾き倒れかけた彼女の体を、ヴィルヘルムが抱き止めた。
「すみません。ちょっとよろけて」
「まあ君に怪我が無くて良かったよ」
「はい、すみません」
ちょっとした出来事、だがそれが異変の始まりだった。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ