屋根裏部屋

□愛してるから
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「そろそろ効いてる頃カナ〜?」
ヴィルヘルムとシャルロットがいなくなった庭では、ユーリ、スマイル、ジョーカーの三人がテーブルを囲んで談笑していた。
「茶会という名目でシャルロットをここに呼び寄せ、スマイル特性媚薬入りフルーツカクテルを二人に飲ませ、ジョーカーがシャルロットに水をかけ、刺激的な服に着替えさせるように仕向ける」
「ここまでは計画通りだな」
ユーリとジョーカーは茶を啜りつつ、計画の確認をする。
「媚薬は通常使用の倍仕込んであるから、確実ダヨ♪ あとは邪魔さえ入らなければネ〜」
「ジズは仕事で今出かけてるし、ネルは任務で遠征中、他の組織員達はそれぞれ出払ってるし、シモンはジョルが遊んでる。ジャックはアッシュとユーリの城の警護させてるから、あいつらの障害になるのは全部取り払った」
クッキーを摘むスマイルに、ジョーカーが指折り除去した障害を報告する。
「あとは、時間の問題だな」
「だな」
「ダネ♪」
野郎三人はにんまりと頷き合った。
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